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議題3 参考資料2(先-4) (17 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_42187.html |
出典情報 | 先進医療会議(第134回 8/8)《厚生労働省》 |
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【別添6】「多項目迅速ウイルス PCR 法を用いた造血幹細胞移植後ウイルス感染症
の早期診断」の治療計画(申請書類より抜粋(一部修正))
6.治療(検査)計画
上記(
(5.被験者の適格基準及び選定方法)
)1)~4)を満たし、説明が十分になされて、
同意書が文書で得られた患者を本先進医療の適応とし、登録票に登録する。
・分離した血漿から自動核酸抽出装置で DNA を抽出後、あらかじめ、12 種類のウイルスに
対する primer-mix を含む PCR 試薬と、個々のウイルスを識別するための hybriprobe-mix
を特殊な毛細管(キャピラリー)中に注入する。この場合、両者が混合しないようにあ
らかじめミネラルオイルで区画した後、PCR 反応を行う。PCR 終了後、毛細管を遠心する
ことにより PCR 産物と probe を反応、発色させてウイルスを検出する。この場合、各ウ
イルスに hybridize させた probe をある特定の温度で解離するよう設定してあるので、
LightCycler®を用いた融解曲線分析により各ウイルスを識別できる。これにより HSV-1、
HSV-2、VZV、CMV、HHV-6、BKV、JCV、Parvo-B19 からなる A セットと、EBV、HHV-7、HHV-8、
HBV からなる B セットの 2 本の毛細管で、12 種類のウイルスが同時検索できる。検査時
間が DNA ウイルスであれば 75 分で検出できる。
なお、以上のようなキャピラリー法ではなく、96 穴ストリップに PCR 試薬を固相化し、
同様に蛍光 hybridaize された probe を発色させ、高性能リアルタイム PCR 装置で検出さ
せる方法においても同じ原理を用いており、解析可能である。
また、同種類のウイルスに関してリアルタイム PCR 法を同時に行い、多項目迅速ウイル
ス定性 PCR 法における正確度を、感度、陽性的中率および陰性的中率を算出することに
よって評価する。
・ウイルス解析のタイミングは上記のとおり、発熱、咳嗽、呼吸困難、肝機能障害、下痢、
意識障害などが認められる場合、直ちに血液検体のウイルス解析を行う。
なお、検査精度と品質を保つため、始業前に機器較正を毎日行い、人為誤差や機器間誤差
を最小限にするため、検査結果の信頼度テストを定期的に行う。また、プラスミドによるポ
ジティブコントロールの結果を毎回参照することにより、検査結果の妥当性が評価できるよ
うな体制を取ることにする。
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の早期診断」の治療計画(申請書類より抜粋(一部修正))
6.治療(検査)計画
上記(
(5.被験者の適格基準及び選定方法)
)1)~4)を満たし、説明が十分になされて、
同意書が文書で得られた患者を本先進医療の適応とし、登録票に登録する。
・分離した血漿から自動核酸抽出装置で DNA を抽出後、あらかじめ、12 種類のウイルスに
対する primer-mix を含む PCR 試薬と、個々のウイルスを識別するための hybriprobe-mix
を特殊な毛細管(キャピラリー)中に注入する。この場合、両者が混合しないようにあ
らかじめミネラルオイルで区画した後、PCR 反応を行う。PCR 終了後、毛細管を遠心する
ことにより PCR 産物と probe を反応、発色させてウイルスを検出する。この場合、各ウ
イルスに hybridize させた probe をある特定の温度で解離するよう設定してあるので、
LightCycler®を用いた融解曲線分析により各ウイルスを識別できる。これにより HSV-1、
HSV-2、VZV、CMV、HHV-6、BKV、JCV、Parvo-B19 からなる A セットと、EBV、HHV-7、HHV-8、
HBV からなる B セットの 2 本の毛細管で、12 種類のウイルスが同時検索できる。検査時
間が DNA ウイルスであれば 75 分で検出できる。
なお、以上のようなキャピラリー法ではなく、96 穴ストリップに PCR 試薬を固相化し、
同様に蛍光 hybridaize された probe を発色させ、高性能リアルタイム PCR 装置で検出さ
せる方法においても同じ原理を用いており、解析可能である。
また、同種類のウイルスに関してリアルタイム PCR 法を同時に行い、多項目迅速ウイル
ス定性 PCR 法における正確度を、感度、陽性的中率および陰性的中率を算出することに
よって評価する。
・ウイルス解析のタイミングは上記のとおり、発熱、咳嗽、呼吸困難、肝機能障害、下痢、
意識障害などが認められる場合、直ちに血液検体のウイルス解析を行う。
なお、検査精度と品質を保つため、始業前に機器較正を毎日行い、人為誤差や機器間誤差
を最小限にするため、検査結果の信頼度テストを定期的に行う。また、プラスミドによるポ
ジティブコントロールの結果を毎回参照することにより、検査結果の妥当性が評価できるよ
うな体制を取ることにする。
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