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参考資料 (35 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43778.html
出典情報 ケアマネジメントに係る諸課題に関する検討会(第4回 9/20)《厚生労働省》
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居宅介護支援事業所における介護支援専門員の業務の考え方(案)④
(令和5年度老人保健健康増進等事業報告書から一部抜粋)
※実際に現場で対応されている行為例
(部屋の片づけ・ゴミ出し、買い物などの家事支援等)
・退院後の在宅生活の開始にあたり、自宅のためこみの総片付けや生活導線の確保などを行う。サービス拒否はあるが支援は必要であるため、支援につながるま
でゴミ出しや掃除に対応。
・ためこみの片づけの際に、薬剤の廃棄、家に置いておけない薬やストマ等の配送手配等を行う。
・利用者宅で発生した虫やネズミ、犬・猫の排泄物等の駆除のため、業者を探して依頼し、当日の立会いにも対応。ネズミ捕りの用具を購入し、仕掛ける等、駆
除に必要な用具を購入し、駆除の実施にも対応。

(過度な相談対応)
・認知症の独居高齢者から、毎晩22時にケアマネジャーに電話がある。眠れない場合の対応などについて声かけを行う。
・家族が精神疾患を発症しており、モニタリングのための訪問時、毎回、待ち構えている。ケアマネジャーが家族の話を1時間以上、傾聴する。
(郵便・宅配便等の発送、受取)
・送付先変更で遠方の家族宅に届いた介護保険証や後期高齢者医療受給者証を家族が居宅介護支援事業所に郵送。事業所で受け取った後、利用者の保険証入れに
保管する。
※市町村が居宅介護支援事業所にこのような対応を求める場合は、介護支援専門員や居宅介護支援事業所が関わる団体等の合意を取るなどプロセスが必要。
・宅配便の配達時間(指定時間帯)に利用者宅へ訪問し、待機し受け取る。
(行政手続きの代行)
・医療費等の助成制度の申請や更新を支援したり、証書を紛失した際の手続きを行う。
(入院時、入院中の対応)
・入院時、連帯保証人となったり、医療機関の必要な書類の記載を行う。
・身寄りのない利用者の入院中、持ってきてほしいと言われた物品について、鍵を預かり家に入って、病院へ届ける。
・入院時、病院内での移動や排せつ時の介助等を行う。
・病院間での情報連携が行われていないため、退院無しとなり利用終了している利用者の転院先の病院、さらに転院する場合、その先の病院への情報連携を実
施。・独居の利用者が新型コロナウイルス感染症に罹患。遠方の家族に連絡したが対応できないと断られ、ケアマネジャーが病院を探し、搬送を手配し、入院
に立ちあった。
・救急車に同乗し、搬送先の医療機関での対応も行う。
(預貯金の引き出し等金銭管理)
・預貯金の引き出し・預け入れ・振込み等のため、利用者に同行し、金融機関でのATM操作、窓口用紙の記入、スタッフとのやり取り等に対応する。
・認知症の新規利用者が成年後見制度につながるまでの金銭管理、立て替えが可能なサービス事業者探し、立て替えの依頼を行う。
(死後事務)
・利用者の死後、葬儀社へ連絡し、相談・調整を行い、契約時にも立ち会う。
・利用者の死後、利用者宅の遺品整理、家財道具、生活用品等の処分を行う。
【出典】令和5年度老人保健健康増進等事業「地域包括ケアシステムにおけるケアマネジメントのあり方に関する調査研究事業」 (三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株))

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