よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


【参考資料2】「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン第5.2版【案】」に関するQ&A (24 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24799.html
出典情報 健康・医療・介護情報利活用検討会 医療等情報利活用ワーキンググループ(第10回 3/30)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

Q-42

通常閉じたネットワークで構築することが多い医療機関等におい
て、一枚一枚の文書にリアルタイムにタイムスタンプを付与すること
は、実装が困難ではないか。



「6.12 法令で定められた記名・押印を電子署名で行うことについて」
は、診療情報提供書や診断書等の法令で記名・押印することが定められた文
書等を対象としています。これら以外の文書等に一枚一枚タイムスタンプを
付加することは必須ではありません。
しかしながら複数のスキャン画像ファイルなどにまとめてタイムスタンプ
を付す場合、方式によっては個々のファイルを個別に検証することができな
くなるので留意が必要です。例えば、複数ファイルを ZIP ファイルに格納し
てタイムスタンプを付与した場合、タイムスタンプの検証時に ZIP ファイル
全体を読み込む必要があり、ファイル個別に検証することができません。係
争時等の外部提出を想定した場合に、関係のないファイルも提出する必要が
あるため適切な方法とはいえません。
そのため個別のファイルごとにタイムスタンプを検証することができる標
準技術を使用すれば、適切にタイムスタンプを付すことができます。標準技
術の例として、個々のファイルのハッシュ値を束ねて階層化した上で、頂点
のハッシュにタイムスタンプを付す ERS(Evidence Record System)等
があります。
なお、タイムスタンプを付与するにはセキュアなタイムスタンプ環境を構
築する必要があります。

23