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03【資料1】小児におけるRSウイルス感染症の予防について (15 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_45652.html |
出典情報 | 厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第28回 11/21)《厚生労働省》 |
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RSウイルスに対するワクチン及び抗体製剤
に関する知見等のまとめ①
これまでの知見
論点
疾病負荷の大き
さ
(疾病のまん延
状況、重症度)
• RSウイルス感染症は呼吸器感染症であり、特に乳幼児や基礎疾患等
を有する高齢者において、下気道感染等による重症化を来す可能性が
ある。
• レセプトデータの研究において、小児においては、受診は2歳未満で
多く発生。入院は1歳未満、特に生後6 か月未満で多く、1歳未満に
おいては、入院患者の約1割は人工呼吸器の使用が必要という報告が
ある。
• 多施設の小児科病棟における前向き観察研究では、全入院患者(811
例)のうち、人工呼吸器装着は3%(25 例)、死亡は0.6 %(5例)
に発生したという報告がある。
• 急性期病院の入院レセプト解析の論文では、入院患者のうち、重症化
(何らかの呼吸サポート実施)は6.5-9.8 %、死亡は6例(論文デー
タより計算すると死亡割合 0.012%)に発生したという報告がある。
〈前々回(2024年3月)の議論〉
• 外来受診の罹患率については、過小評
価の可能性がある。
• 新型コロナウイルス感染症の流行の前
後で、RSウイルスの流行動態が変化
している可能性がある。
• ワクチン及び抗体製剤の評価に必要な
疾病負荷の知見は一定程度得られてい
る。
国民の免疫の保
有状況
• 2歳までにほぼ 100 %の児が RS ウイルスに少なくとも 1度は感染
し 、 何度も感染と発病を繰り返す 。
ー
有効性
ファイザー社母子免疫ワクチン
〈前回(2024年9月)の議論〉
• 生後180日以内の、医療機関を受診したRSウイルスによる下気道感染 • ワクチン及び抗体製剤については、
症に対する有効性は69.4%であった。
RSウイルスによる下気道感染症に対
する予防効果が確認されている。
サノフィ/アストラゼネカ社抗体製剤
• 生後150日以内の、受診を要するRSウイルスによる下気道感染に対す • ワクチン及び抗体製剤の有効性につい
る有効性は76.4%であった。
て必要な知見が得られている。
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に関する知見等のまとめ①
これまでの知見
論点
疾病負荷の大き
さ
(疾病のまん延
状況、重症度)
• RSウイルス感染症は呼吸器感染症であり、特に乳幼児や基礎疾患等
を有する高齢者において、下気道感染等による重症化を来す可能性が
ある。
• レセプトデータの研究において、小児においては、受診は2歳未満で
多く発生。入院は1歳未満、特に生後6 か月未満で多く、1歳未満に
おいては、入院患者の約1割は人工呼吸器の使用が必要という報告が
ある。
• 多施設の小児科病棟における前向き観察研究では、全入院患者(811
例)のうち、人工呼吸器装着は3%(25 例)、死亡は0.6 %(5例)
に発生したという報告がある。
• 急性期病院の入院レセプト解析の論文では、入院患者のうち、重症化
(何らかの呼吸サポート実施)は6.5-9.8 %、死亡は6例(論文デー
タより計算すると死亡割合 0.012%)に発生したという報告がある。
〈前々回(2024年3月)の議論〉
• 外来受診の罹患率については、過小評
価の可能性がある。
• 新型コロナウイルス感染症の流行の前
後で、RSウイルスの流行動態が変化
している可能性がある。
• ワクチン及び抗体製剤の評価に必要な
疾病負荷の知見は一定程度得られてい
る。
国民の免疫の保
有状況
• 2歳までにほぼ 100 %の児が RS ウイルスに少なくとも 1度は感染
し 、 何度も感染と発病を繰り返す 。
ー
有効性
ファイザー社母子免疫ワクチン
〈前回(2024年9月)の議論〉
• 生後180日以内の、医療機関を受診したRSウイルスによる下気道感染 • ワクチン及び抗体製剤については、
症に対する有効性は69.4%であった。
RSウイルスによる下気道感染症に対
する予防効果が確認されている。
サノフィ/アストラゼネカ社抗体製剤
• 生後150日以内の、受診を要するRSウイルスによる下気道感染に対す • ワクチン及び抗体製剤の有効性につい
る有効性は76.4%であった。
て必要な知見が得られている。
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