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資料1-2 調査結果報告書[943KB] (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_45738.html
出典情報 薬事審議会 医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和6年度第9回 12/4)《厚生労働省》
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用であることとは異なり、一定期間継続的に使用される。
1-3. ヨウ化カリウム製剤中のカリウム量
内部被曝の予防・低減で使用するヨウ化カリウム製剤 1 回服用量中のカリウム量は、13 歳以上
では 24mg、3 歳以上 13 歳未満では 12mg、生後 1 ヵ月以上 3 歳未満では 7.8mg、新生児では 3.9mg
である。
エサキセレノン及びエプレレノンの併用禁忌に記載されているカリウム製剤 1 回服用量あたり
のカリウム量等は、下表のとおりである。内部被曝の予防・低減で使用する場合のヨウ化カリウ
ム製剤 1 回服用量中のカリウム量 24mg(13 歳以上の場合)は、他のカリウム製剤 1 回服用量中
のカリウム量と比較すると 1/65~1/3 程度である。

有効成分
剤形

効能・効果

用法・用量

1 回量中の
カリウム






エサキセレノン及びエプレレノンの併用禁忌に記載されているカリウム製剤のカリウム量
塩化カリウム
①散剤、②エリキシル剤、
③徐放錠、④注射剤(補正
用)、⑤注射剤(カリウム
補給・補正用)
①②⑤カリウム補給、低
クロール性アルカローシ

③低カリウム血症の改善
④⑤電解質補液の電解質
補正
①②1 日 2~10g を数回に
分割し経口投与。
③1 回 1200mg を 1 日 2 回
食後経口投与。
④電解質補液に添加して
点滴静脈内注射するか、
腹膜透析液に添加して腹
腔内投与。
⑤1 回 0.75~3g を適当な
希釈剤で希釈し、静脈内
注射。
①③262~1311mg
②629mg
④782mg(1 時間あたりの
最大量)
⑤391~1564mg

グルコン酸カリウム
①錠剤、②細粒剤

アスパラギン酸カリウム
①錠剤、②散剤、③注射剤

酢酸カリウム
経口液剤

①②低カリウム状態時の
カリウム補給

①②③カリウム補給

カリウム補給

①②1 回カリウム 10mEq
相当量 1 日 3~4 回経口
投与。

①②1 日 0.9~2.7g を 3 回
に分割経口投与。
③1 回 1.71~5.14g を適当
な希釈剤で希釈し、点液
静脈内注射。

1 日 5.7g を希釈溶液とし、
3 回に分割経口投与。

①②391mg

①②68.5~617mg
③391~1174mg

757mg

表中の効能・効果及び用法・用量は簡略記載のため、承認された効能・効果及び用法・用量は電子添文を参照すること。
用法・用量は、成人の通常の用法・用量を記載している。また、用量は有効成分としての用量である。
1 回量中のカリウム量は、mEq 値の記載がある場合は 1mEq=39.1mg として算出し、mEq 値の記載がない場合は、1 回服
用量(mg)×39.1÷分子量で算出した。また、用法・用量に 1 日服用回数が「数回」又は「3~4 回」と記載されている場
合は、1 日 4 回として 1 回服用量を算出した。

また、安定ヨウ素剤解説書には、
「日本食品標準成分表」
(文部科学省 科学技術・学術審議会 資
源調査分科会、2015)を引用し、内部被曝予防・低減で使用する場合のヨウ化カリウム製剤 1 回
服用量中のカリウム量 24mg(13 歳以上の場合)は、食品の可食部 100g 中に含まれる量と比較す
ると、食パン 1/4、バナナ 1/15、納豆 1/29~1/28、焼き芋 1/23、カツオ生食 1/18~1/16、焼きイワ
シ 1/15 と同量程度であり、適量の服用であれば健康影響が生じる可能性は極めて低いと記載され
ている。

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