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参考資料3 高齢者の医薬品適正使用の指針(各論編(療養環境別)) (51 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_46575.html |
出典情報 | 高齢者医薬品適正使用検討会(第19回 12/11)《厚生労働省》 |
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別
添
介入のきっかけ
介護老人保健施設への入所に伴い、薬の整理を行った。
介入のポイント
複数の医療機関から多剤の処方があり、かつ薬剤の自己管理能力が低く、服薬して
いなかったと考えられたため、入所をきっかけとして、内服薬を整理した。
まず降圧薬はイルベサルタン単剤として降圧薬の効果を判定し、1剤でも十分な
効果があると判断した。また、訴えの中心が疼痛であったため、鎮痛剤は継続する
こととした。脳梗塞予防効果に期待してアスピリンは継続した。入所により食事バ
ランスも改善しており、高カルシウム血症のリスクを考え、エルデカルシトール及
びメコバラミンは中止した。認知症については易怒性がないため抑肝散は中止した。
その他、転倒リスクを高めると考えられるゾルピデム、エチゾラムは中止した。
プロメタジンについては、処方意図がはっきりしないため中止した。またチザニジン
経過
は在宅でほとんど服用されておらず中止した。入所に伴い活動性が上がり、生活リズム
の改善により便秘状態も良くなり酸化マグネシウムは中止した。
さらに服薬方法を簡素化し、入所中に1日2回処方とした。これにより、入所中は
自己管理が可能となった。
介入後の経過
降 圧 薬 は 1 剤 と し た が、 特 に 高 血 圧 の 悪 化 を 認 め な か っ た。 セ レ コ キ シ ブ、
プレガバリンを継続しても頸部周辺の痛みは続いた。
その他減薬に伴う薬物有害事象はなく、6剤で継続した。
また、在宅復帰にあたって居宅から近い医療機関Aで一括して処方してもらうこ
ととして、医療機関A及び医療機関Bに対してその旨記載した診療情報提供書を作
成した。
また、居宅の介護支援専門員や、通所サービスの担当者には、引き続き残薬の確認
をお願いした。
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添
介入のきっかけ
介護老人保健施設への入所に伴い、薬の整理を行った。
介入のポイント
複数の医療機関から多剤の処方があり、かつ薬剤の自己管理能力が低く、服薬して
いなかったと考えられたため、入所をきっかけとして、内服薬を整理した。
まず降圧薬はイルベサルタン単剤として降圧薬の効果を判定し、1剤でも十分な
効果があると判断した。また、訴えの中心が疼痛であったため、鎮痛剤は継続する
こととした。脳梗塞予防効果に期待してアスピリンは継続した。入所により食事バ
ランスも改善しており、高カルシウム血症のリスクを考え、エルデカルシトール及
びメコバラミンは中止した。認知症については易怒性がないため抑肝散は中止した。
その他、転倒リスクを高めると考えられるゾルピデム、エチゾラムは中止した。
プロメタジンについては、処方意図がはっきりしないため中止した。またチザニジン
経過
は在宅でほとんど服用されておらず中止した。入所に伴い活動性が上がり、生活リズム
の改善により便秘状態も良くなり酸化マグネシウムは中止した。
さらに服薬方法を簡素化し、入所中に1日2回処方とした。これにより、入所中は
自己管理が可能となった。
介入後の経過
降 圧 薬 は 1 剤 と し た が、 特 に 高 血 圧 の 悪 化 を 認 め な か っ た。 セ レ コ キ シ ブ、
プレガバリンを継続しても頸部周辺の痛みは続いた。
その他減薬に伴う薬物有害事象はなく、6剤で継続した。
また、在宅復帰にあたって居宅から近い医療機関Aで一括して処方してもらうこ
ととして、医療機関A及び医療機関Bに対してその旨記載した診療情報提供書を作
成した。
また、居宅の介護支援専門員や、通所サービスの担当者には、引き続き残薬の確認
をお願いした。
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