て しま かず み

Ｃ型肝炎被害者 手嶋和美さん
中学２年の息子に肝炎にかかっていると告げるのは､とても辛かった
１９８０年、三男出産の時に出血が止まらなくなり､フィブリ

いのか･･･｡何日も悩みました｡告知した

ノゲン製剤を投与されました｡米国ではそれより３年も前に､

時､｢そうやろうねえ｣と四男は覚悟を

それを使うとＣ型肝炎になる危険があるので使用が禁止さ

決めたようにそう言い､黙って自分の

れていました｡２年後四男を出産しました｡それから十数年

部屋に入りました｡その日､夕食時には

まん せい かん えん

かん

後､検査の結果､私はＣ型の慢性肝炎になっていました｡肝
こう へん

明るく振舞っていた息子の気持ちを考

かん ぞう

硬変や肝臓ガンになって死ぬ率が高い怖い病気です｡恐れて

えると･･･米国で使用が禁止された時に日本でも同じように

いた四男への母子感染も判明｡何も知らずに私は息子に肝

対応していれば､そうしたら私達母子はＣ型肝炎になること

ウィルスをうつしてしまっていたのです｡授業や部活に日々

はありませんでした｡二度と薬害を起こさないでほしい｡私は

充実した中学校生活をおくっている四男に何と説明したらい

そのために精一杯のことをしたいと考えています｡

※Ｃ型肝炎に関する詳しい情報は､｢薬害肝炎全国原告団ホームページ｣ https://www.yakugai-hcv.jp 参照
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