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参考資料1_デジタル版教材「薬害を学ぼう」[2.7MB] (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_49943.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬害を学び再発を防止するための教育に関する検討会(第24回 1/28)《厚生労働省》
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ます やま

サリドマイド被害者 増山ゆかりさん
被害を繰り返さないためにーこの薬の危険性を知って慎重に使用してほしい
しょうがい

ぎ せい

私たちサリドマイド被害者は、生涯にわたって多くの犠牲を

ことはないと知っています。力強く生

払ってきました。親が離婚した人、親元を離れて病院や施

きることで苦難を乗り切るしかないの

設で暮らさなければならなかった人がいます。学校でいじ

です。このサリドマイドが、現在、再び
た はつ せい こつ

められた人、道を歩いているだけで「あっちに行け」と石を

認可され使われています。多発性骨
ずい しゅ

※写真は、ご本人が幼少時の
ものです。

投げられた人もいます。大人になった今も、不自由な体で無

髄腫という血液のがんやハンセン病

理をして仕事や家事をしてきたため、体の不調を訴える人

の症状に効果があることが分かったためです。薬そのものが

が多くいます。障害のためにやりたいことが出来ない自分が

悪いのではない ― 二度と同じような被害を起こさないため

かな

悲しくなります。どんなに努力しても願いが叶わないことが
うら

に、この薬の危険性をよく知って、慎重に使用してほし

ひら

たくさんあります。しかし、私たちはそれを恨んでも道が拓く

いと思います。

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