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参考資料1_デジタル版教材「薬害を学ぼう」[2.7MB] (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_49943.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬害を学び再発を防止するための教育に関する検討会(第24回 1/28)《厚生労働省》
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けつ えき せい ざい

めんえき ふ ぜん

血液製剤によるHIV(ヒト免疫不全ウイルス)感染
けつゆうびょう

主に血友病(出血時に血が止まりにくい病気)の患者が止血・出血予防の薬
として使用していた非加熱血液製剤にHIVが含まれていたため、多くの血友病
患者がHIVに感染しました。製薬会社は薬の危険性を知りながら販売を続け、
国はHIV感染防止の有効な対策を取らなかったことで被害が拡大しました。


きん せい ずい まく えん

MMRワクチン接種による無菌性髄膜炎

けつ えき せい ざい

血液製剤によるC型肝炎ウイルス感染
し けつざい

はしか(M)、おたふくかぜ(M)、風しん(R)を予防する
ワクチンの接種により、多くの子どもが無菌性髄膜炎
(ウイルスにより、脳の膜に炎症が起こる病気)などを
発症し、重い後遺症や死亡などの被害も発生しました。
製薬会社が国に報告していない薬の作り方をしていた、
国の監督が不十分だったなどと指摘されました。

けつえきせいざい

出産や手術の際に、止血剤として使用された血液製剤
にC型肝炎ウイルスが入っていたため、多くの人がウイ
ルスに感染し、慢性肝炎や肝がんなどの病気になりま
じんだい
した。製薬会社の製造責任は重く、国は甚大な被害の
発 生、拡 大 を 防 止
できませんでした。

もう まく しょう

クロロキンによる網膜症
マ ラリ ア( 亜熱 帯・熱 帯 地域 に多い 感染 症 )治 療 の
ために開発された「クロロキン」という薬を使った人
に、目が見えにくくなるなどの症状が起こりました。
製薬会社が薬の危険性について注意を払っていれば、
被害を最小限に食い止められたかもしれません。

じん つう そく しん ざい


ねつ ざい



陣痛促進剤による被害

とう きん たん しゅくしょう

じん つうそく しんざい

解熱剤による四頭筋短縮症
乳幼児期に熱を下げる薬などがみだりに筋肉注射された
ひざ
ことで、膝が曲がらないなどの被害が全国的に起きました。

のうせい ま



陣痛促進剤による胎児の死亡や重度の脳性麻痺、母親が

死亡するなどの被害が起きました。薬の効き具合の個人差
てってい
が大きいにもかかわらず適切な使用方法が徹底されな
かったことなどが原因と言われています。

※時期は被害が発生したと考えられる主な時期等です。また、被害者数等については諸説ある場合があります。
※画面の都合上、年度の目盛りと説明の位置に一部ずれが生じている場合があります。

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