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資料1_第12回検討会の主なご意見 (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_53950.html
出典情報 薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会(第13回 3/10)《厚生労働省》
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ごく効果の強い薬が必要なほどの変化であれば、患者によっては入院したくない、もう
入院させたくないということもあるので全てではないが、入院を勧めるわけであり、今
回の議論の対象は在宅の状況を続行可能な範囲での変化ということであり、熱が出てい
る、少し腹痛がある、そういった変化だと思う。参考資料3の 36 ページの調査結果で、
そういった変化があったときにその後どうなったかということが示されており、幸いに
も入院した事例というのは過疎地の1例だけとなっている。状況が悪化したという結果
もあるが、重篤な転帰がなかったというのはよかったことであり、そういう意味で在宅
療養は続行可能な範囲ということだと考える。
22.参考資料3の 34 ページの調査結果を見ると、薬局に連絡したが連絡が取れなかったとい
うことも確かにアンケート結果で出てきており、現場の感覚としてはそういった困った
事例が、特に医療リソースの少ない地域においてはあると思っている。そのため、まず
は思ってもいないような事例が起きたらそこで今回の多職種間、または主治医がその次
の手を打つということが重要で、多職種間の話合いにおいて、どうして駄目だったのか、
連絡がつかなかったらどこの薬局ならば連絡がつくのか、本当にそれ以外の方法はなか
ったのかということをよく検討するというのが今回の検討の趣旨ではないか。
23.薬局の現場からの意見として、私の地域でも実際に事例はある。私の薬局は 365 時間 24
時間、最後の自分の地域の受け皿という覚悟で常にやっているので、うちみたいな薬局
があれば多分どの地域も問題はなく事足りるだろう。ただ、それは適切ではないと思う
ので、医薬品が手に入らなかったときに看護師の方々が医師に伝えるのか、その地域の
リソースで薬局が対応できるところを探していただくかというところが、先日の薬局の
機能を見える化していることにもつながってくると思うので、医薬品の提供というのは
私たち薬局の責務であり、ぜひ処方医に行く前にまずはその地域の薬剤師会なり薬局な
りの機能を見ていただき、問い合わせていただきたいと思う。
24.参考資料3の 14 ページの医薬品を速やかに提供できなかった理由において、在庫がなか
ったからという回答が多くを占めている。私の薬局では全ての医薬品を備蓄しているわ
けではないので、こういった備蓄の難しさというのがなかなか悩ましいところである。
私の地域では夜間当番制をしいていて、常に当番の薬局があるが、在宅を補完できるよ
うな備蓄を全ての当番の薬局が持っているかというと持っていなくて、急性期の疾患の
薬物治療に関しては問題ないが、在宅となるとやはりこれは別問題となっている。この
ため、在宅を重点的にやっている薬局に、結局は夜間当番ではないけれども回ってくる
という体制が必要と思っている。その中でも薬局間同士の連携により解決できる体制と
いうのも必要であると思う。看護師の方々が医師や薬剤師にいろいろ取り次ぐというこ
とではなく、自分の薬局が対応できなければ違う薬局間同士で体制を連携して課題解決
していただくということが重要だと思う。
25.厚生労働科学特別研究の実態調査や構成員が発言されたことが在宅医療の状況だと思う。
その中で、では在庫がない、もしくは特殊な薬ではないが、在宅医療に必要なので少し
特殊な薬を欲しいということになれば、コストというのは非常に大きな問題に今後なっ
てくると考えられる。訪問看護ステーションでも1万 8000 近くあり、薬局でも6万 3000
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