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資料1_第12回検討会の主なご意見 (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_53950.html
出典情報 薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会(第13回 3/10)《厚生労働省》
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くらいあり、全て同じようにそういうものに対応できる必要があるのか。だからこそ、
薬局間、医療機関間や訪問看護ステーション同士でもしっかりとした連携を組み、その
ような形で、自分のできないものを補い合うことで、薬剤についても薬局の中でもしっ
かりとした体制をつくって、ある程度の在庫も確認をしながらやっていくというような
ことをする必要があるのではないか。例外的なところだけでみて、対応できないから全
てそういう機能を持たせようということになれば日本の中でどれだけ医薬品のコストが
かかるのか。今、医薬品の安定供給さえ困窮しており、限定出荷や様々な事象が起こっ
ているにもかかわらず、全てのところで欲しかったらどうなるのか。今回のインフルエ
ンザの感染急拡大の際も、需要が急増している中で1種類の薬だけに集中してしまった
という事例が薬の安定供給に資する問題になってしまった。これと同じような構図とし
て、これに当てはめることができるだろう。地域の中でどのように薬を補完し合いなが
ら備蓄していくのか。往々にしてデッドストックになってしまうから、それほど需要が
なかったから在庫がないということになるのであり、急に物が欲しいと言ったときに在
庫を備蓄するように各薬局に頼むと小分けの必要が出てくるがそれは難しい。そういう
体制の中でどのように考えるかについては薬局関係の団体で考えていかなければならな
い。関係団体が連携して、どのように無駄の無いように医薬品の備蓄をしていくのか、
無駄のないようなやり方をやっていくのか考える必要がある。これまでの議論である程
度の方向性というのは見えてきたんだろうと思うが、コストのこと、流通の流れも含め
て考えながらしっかりとした議論を積み上げていかなければいけない。
26.今、薬局は外来が基本で、その中で在宅を担っていくというのが求められている。これ
がもし訪問看護ステーションのように訪問薬局というような在宅を専門でやる薬局が認
められるのであれば、外来を閉めないと外に行けないという問題はクリアできるのでは
ないか。絶対外来を診ないというわけではなく、外来もある程度は診る。かかりつけの
患者であれば在宅から外来に戻る場合は責任を持って対応するが、メインとしては在宅
を中心にして、ある程度開局時間でも在宅に出るのを優先することを許可するというこ
とも考えていく必要がある。常に開店しておくのが大前提では、対応し切れないことも
あるのではないかと思っている。
27.都道府県レベルで医薬品提供に係る課題は共有されているのか、その下の地域レベルで
共有されているのかというと、まだそういった課題感を行政も含めて地域レベル、都道
府県レベルの関係者で共有し切れていないのではないのかと思っている。だからこそ、
こういう体制を構築しようということになっており、現場任せにし過ぎていたことは反
省点としてあると思っている。今回、このような形で体制を構築するということで、特
に行政もしっかり先陣を切って対応してもらいましょうということはすごく重要であり、
構成員みんな同じ気持ちだと思う。地域で一緒に協議をして、この課題を解決していく、
だからこういう体制で頑張りましょうということだと思う。看護師が薬を持ってきても
らえると思っていたという話もあったかと思うが、薬剤師がしっかり関わっていて、そ
ういうときは薬を持って行きますよというふうに患者や家族の方に伝えていれば、おそ
らく、そういう話にはならなかったと思う。薬局薬剤師がしっかり在宅の現場に絡んで
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