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資料1_第12回検討会の主なご意見 (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_53950.html
出典情報 薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会(第13回 3/10)《厚生労働省》
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大都会にあっても過疎地と一緒で、単一の医療機関、単一の薬局しかないことになるの
で、そういうこともあって問題が起きてきているのではないかとも推定される。本来で
あれば患者や家族が自分のお願いしたい医師や薬局を選ぶということになっているが、
現状としてそういうことは多々ある。
37.どの地域についても、連携というのが非常に大事というのは共通して出てきていること
であり、特に参考資料3のアンケート結果を見ると、訪問看護事業所と薬局との連携、
薬局とほかの薬局との連携、薬局と医療機関の連携、これがそれぞれのパーツで重要に
見える状況があるものの、どうも連携ができていないということがあるように思ってい
る。しっかり実効性を持って、場合によってはルールをつくったりすることもあるかも
しれないが、どういう形で連携できるようにしていくのかを考えていくことは重要であ
る。
38.参考資料3を見て気づいたこととして、出荷制限の場合には困難であると想定されると
いうのが薬局であり、医療機関と取決めを実施しておくことが考えられる。ここまでは
分かりやすいが、出荷制限の場合は困難である場合もあると思われるので、単純に取決
めというだけではなくて、実効的な意味で出荷制限にどのように合理的に対応できるの
かということは少し考えておかないといけないと思った。こうすればいいというのを何
か考えたというわけではないが、今後の検討のためにということで指摘させていただく。
39.在宅に対するリソースの必要量について、これから全国的には在宅がどんどん増えてい
くと思っている。ただ、自分の肌感では、地域によってはもう既にピークアウトしてい
るところがあるとも感じている。地域差があるからこそ、体制については地域において
細かく検討されていくべきだろうと思う。その中で、在宅を担う薬局の数や、そういっ
たものをどのような形で配置していったらいいのか。質も量もということになるが、そ
れが地域医薬品提供体制、提供計画を作るということであると思う。在宅対応が増えて
いくといっても、外来に比べると圧倒的に数が少ない。無尽蔵に在宅に対応できる薬局
を増やせばいいということはないと考えると、地域ごとの計画というものがすごく重要
であり、計画を立ててもらいたい。
40.現在、薬剤師は患者宅、在宅の現場で調剤済みの薬剤の数量を減らすということしか法
令上できないということになっている。そのため、今後省令改正レベルでの措置という
ものが必要になってくると思うので、ぜひ対応をお願いしたい。患者宅を訪問したとき
に薬剤師の手元に調剤をする前の医薬品を持っておいて、その場で医師の指示を受けて
調剤をすれば医薬品はその場で提供できるという形になる。時間的にも効率的であり、
ぜひそういったことも検討いただきたい。
41.へき地、離島のようなところで医薬品提供というものを想定した場合においては、薬局
の設置というものはどうしてもフィーの面でなかなか苦しいということがある。そうい
った場合に関して、例えば開局する曜日や時間を限定した形態で設置を認めていただく
とか、行政が誘致していただくという方法もあると思う。その際に、例えば薬局の構造
設備の要件を可能な限りで緩和するなど、そういったことで地域住民のための医薬品提
供の場を確保しやすくするという方法もぜひ考えていっていただきたい。
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