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資料1_第12回検討会の主なご意見 (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_53950.html
出典情報 薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会(第13回 3/10)《厚生労働省》
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いく体制を構築することで解決できると思う。
28.在庫備蓄の問題は非常に苦慮している。一薬局で 1,000、2,000、多くは 3,000、4,000 の
薬を抱えている薬局もあるが、なかなか全ての医薬品をカバーすることはできないとい
うのが実態である。ただ、これは外来を想定しての品数であり、在宅の場であらかじめ
協議を行っていて、必要な薬剤について協議されていれば、あらかじめの準備は外来よ
りもしやすいと考える。だからこそ、あらかじめの準備をするための協議がすごく重要
であると思う。
29.地域の中でどんな医薬品が流通し、使用されているかを見える化しなければいけないと
思う。薬剤師会もそういった体制を取ろうと動き始めているので、この地域ではこの医
薬品が出ているということを医師、訪問看護師にも伝えることで、それを使って薬物治
療をしていきましょうという形にもなると考えられ、また、その中にどうしても使いた
い薬がない場合が起こったら、あらかじめ薬剤師会や個別の薬局を通じて、連絡をして
いただければ準備ができるということになると思う。7ページの体制を構築するという
ことが今まで議論してきた中での解決策ではないかと考える。
30.現場の感じと皆が想像している感じが少し違うのではないかと思うので、たとえ話をす
るが、夜間の在宅医療で対応するのはいわゆる夜間の休日急患診療所と同じような対応
をするわけであり、休日急患診療所に勤めている医師はその診療所にある薬剤の中で何
とかする。多くの薬の中からピンポイントで選ぶのではなくて、まずはその日の夜、患
者の症状を楽にするような薬を出すというのが休日夜間診療所だと思う。それを自宅で
行っているのが夜間の在宅医療である。このため、薬剤がなかった、在庫がなかったと
いうのは薬局のせいだけではなくて、もしかすると、医師側のわがままな薬の選択にあ
るのかもしれないなということを少し想像した。つまりある薬局に連絡がつけば、その
薬局にある薬の中で何とか患者の症状を緩和できる薬がないかというのを薬剤師と医師
で相談しながら出すというのが現場感であり、夜は何でもかんでも薬を用意してほしい
というわけではなくて、よくある症状を緩和するものであり、二次救急まで必要な患者
がいるのであれば、救急車で搬送ということになる。在宅療養続行可能というのは休日
夜間診療所にかかるくらいの患者の困ったことという範囲であると思う。このため、繰
り返しになるが、医師もその地域において薬剤師とよく連携を取って、例えば夜間はこ
れくらいの薬の中から選ぶようにするといったことを今後検討していただいてもよいの
ではないかと思う。
31.参考資料3を見ると3つ足りないものがあり、1つは薬そのものの欠品、あとは、専門
家としての人がいないということ、あとは連携可能な範囲にあるとしてもそれを知らな
い、情報が伝達していないということ、この3つの課題がそれぞれあり、この複合的に
足りないものがあるということを解く必要がある。物の配置についても物だけではなく、
実際には医療の体制、専門家がしっかり関与して動かしていくということは絶対動かさ
ない大前提だと思う。そうであるとすると、物を効率的にというのも大事だとは思うが、
最終的に対応するのは専門家であり、その判断が最重要であり、単純に物の観点だけで
議論できない。データを見ていくと、どちらかというと僻地、離島等のいわゆる過疎地
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