よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料4 がんとの共生のあり方に関する検討会における拠点病院整備指針見直しに対する対応方針について (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25736.html
出典情報 がんとの共生のあり方に関する検討会(第6回 5/18)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

苦痛のスクリーニング(施設全体としての取り組み)
地域がん診療連携拠点病院の指定要件(抜粋)
⑤緩和ケアの提供体制
i.
がん患者の身体的苦痛や精神心理的苦痛、社会的苦痛等のスクリーニングを診断時から外来及び病棟にて行うこと。また、院内で一貫し
たスクリーニング手法を活用すること。
ii.
緩和ケアチームと連携し、スクリーニングされたがん疼痛をはじめとするがん患者の苦痛を迅速かつ適切に緩和する体制を整備すること。

<苦痛のスクリ―二ングに関する全国実態調査>
【対象】 全がん診療連携拠点病院 422施設
【方法】 対象施設の緩和ケアチーム責任者に質問紙を郵送し回答
【結果】 回答率 89.8%(379/422)

【調査期間】 2015年8~9月

「総合的にはスクリーニングは有用」 68%

実施率:88%(外来・入院両方 67%、外来のみ 8%、入院のみ 13%)
導入範囲:限られた部署(25%以下):外来 43%・入院 30%、全ての部署(100%):外来 10%・入院 26%
○スクリーニングの結果、対処が必要な患者への対応について


対応できる部署に紹介できるルールとなっている 77%



スクリーニングの結果や結果に基づく対応について、カルテなどに記載を残すルールとなっている 75%



まず主治医・担当看護師が問題を評価し、その上で対応できる部署に紹介するルールとなっている 74%



その後どうなったかをフォローアップするルールとなっている 40%



コンピューター上でスクリーニング結果を管理し、統計学的に把握できる(集計できる)ようになっている 25%

厚労科研費がん対策推進総合研究事業「汎用性のある系統的な苦痛のスクリーニング手法の確立とスクリーニング結果に基づいたトリアージ体制の構築と普及に関する研究」班

14