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資料3-3 指摘事項に対する回答 (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25542.html
出典情報 先進医療会議 先進医療技術審査部会(第133回 5/19)《厚生労働省》
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先進医療審査の事前照会事項に対する回答5

先進医療技術名: 精神症状を伴う更年期障害患者を対象としたピリドキサミン療法
2022 年 5 月 17 日
所属・氏名:東京医科歯科大学病院 周産・女性診療科
寺内 公一
※照会に伴い変更が生じた場合は、関係書類も併せて修正して下さい。
1.選択基準として、「担当医に更年期障害と診断された患者」とありますが、なんらかの診断基準を
満たすなどの基準に変更することは可能でしょうか。更年期障害に関連しないうつ病は除外されま
すが、それ以外にも、うつ状態を来す疾患は多数あるかと思います。すくなくとも、認知症、パーキ
ンソン病などの神経変性疾患、甲状腺機能低下症、薬物やアルコール依存、などは除外する必要
があるかと思いますがいかがでしょうか(それ以外にもあるかもしれません)。
希死念慮あるいは自殺企図のみられた(あるいはあった)患者さんについては、積極的に除外す
る必要があるかと思いますがいかがでしょうか。
【回答】
「更年期障害」の診断は、現在グローバルスタンダードでも、明確な「診断基準」は確立しておりません。
ご質問の様々な症状を含めて年齢制限を設けております。更年期障害と他の疾患の判別に困る場合、
参加が難しい(自殺企図)と判断した患者さんには、担当医師の判断で参加を見合わせていただきます。
また除外基準に
(1)重篤な合併疾患のある患者
(6)その他、研究責任医師または研究分担医師(研究責任医師等)が不適当と判断した患者
を記載しております。
更年期障害は、女性が閉経後に、ホットフラッシュ・発汗などの血管運動神経症状、易疲労感・関節痛な
どの身体症状、うつ・不安・不眠などの精神症状を自覚する。そのため日常生活に影響を及ぼす症状が
発現する。
2008 年において、更年期年代である 45~59 歳の女性は 1277 万人、女性の総人口の 19.5%にあた
る。日本における正確な統計ではないが、更年期女性の 50~80%が更年期障害を訴えると言われてお
り、少なく見積もって 25%が何らかの治療が必要であるとしている。
ただし、働く女性を中心に、更年期障害症状を自覚しても病院受診しない方々が潜在している。
2017(平成 29)年 患者調査*(傷病分類編):
更年期障害患者総数 145,000 人と報告されている。
厚生労働省より

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