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資料3-3 指摘事項に対する回答 (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25542.html
出典情報 先進医療会議 先進医療技術審査部会(第133回 5/19)《厚生労働省》
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3.ホットフラッシュなどに効果があるビタミン B6 は、ピリドキサミンが含まれているものなのでしょう
か。もしピリドキサミンのないビタミン B6 で十分なら、ピリドキサミンを投与することによって、ホット
フラッシュの抑制はピリドキサミンのないビタミン B6 と同じだけ期待できるのでしょうか。その点につ
いても明確に記載してください。
【回答】
ビタミン B6 は 6 種類のサブタイプの総称ですが、食品由来のビタミン B6 摂取量は総体としてしか把握
できないため、その中で特定のサブタイプに効果があるかどうかは不明です。6 種類のサブタイプの中
でピリドキサミンは唯一アミノメチル基を有することにより、活性酸素種を消去して酸化ストレスを抑制す
るだけでなく、アマドリ化合物(化合物)と反応して糖化最終産物(AGEs)生成を抑制し、さら反応性カル
ボニル化合物を消去してカルボニルストレスを抑制するという作用を有するため、うつ・不安症状の改善
を図るうえで特に有用ではないかと考えています。「2.この研究の目的」に若干の補足を行いました。

4.「1.はじめに」について、ビタミン B6 に関する説明文章の言葉が難しすぎるのでわかりやすくして
ください。また、今回ビタミン B6 の中でもピリドキサミンを使用するのであれば、ほかのビタミン B6
についての説明は必要ないのではないでしょうか。説明が必要だと考えた理由を教えてください。
【回答】
ビタミン B6 の説明を下記のとおりに修正しました。
また、単に「ビタミン B6」と言ってしまうと、照会事項1-3のようにピリドキサミンの含まれない B6 でも効
果があるのでは?と考える人がいると思い、B6 を詳細に説明しました。
ビタミン B6 とは
ビタミン B6 は水に溶けるビタミンでピリドキシン(図 1)、ピリドキサール(図 2)、ピリドキサミン(図 3)と化合
物のことであり、たんぱく質の合成や分解、神経伝達物質の生合成に関与する補酵素(非たんぱく質)で
す。

5. 「2.この研究の目的」ですが、この研究の目的は、ピリドキサミンを含むビタミン B6 を大量投与
(どのくらいかも明記してください)することによって、照会回答1-2で明らかにした目的を達成する
ことだとすれば、それを簡潔に記載してください。
【回答】
大量投与量、目的を下記のとおりに修正しました。
ビタミン B6 の食品からの摂取量は 1 日 1~2mg と考えられます。ビタミン B6 を構成する 6 種類の化
合物のうち、ピリドキサミンは唯一アミノメチル基を有するため、酸化ストレス抑制・糖化最終産物生成抑
制・カルボニルストレス抑制という作用を有しており、その大量投与(1 日 1200mg~1500mg)には薬理
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