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参考資料3 髙橋参考人提出資料 (27 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23334.html
出典情報 がんとの共生のあり方に関する検討会 がんの緩和ケアに係る部会(第4回  1/14)《厚生労働省》
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く、早期の実現も現実的と考えられる。
【提言2-2】緩和ケア研修会における緩和照射の「単回照射」への言及
がん患者の就労と治療の両立支援の観点からは、通院回数を有意に減らせられる
「単回照射」がより一般的な療法となることが望まれる。上記研修会における「緩
和照射」の項目の中で、とりわけ「単回照射」の意義やメリット 23 について取り上
げることが望ましい。

②医学生や研修医に対する放射線治療関連の教育の充実
また、緩和照射が広く活用されるためには、放射線治療医のさらなる養成が必須
である。よって、医学部における教育課程の見直しも重要となる。
「現場で数多く接する骨転移のことを学生時代には知らなかった」といった医師
の声が聞かれるように、もっと臨床に即した教育も必要であろう。
【提言2-3】医学部教育における放射線治療講座の充実
現在の医学部教育では、「放射線治療」に関する講義や実習が、臨床のニー
ズに比して十分でないことから、放射線治療の教育の充実をはかる必要がある。
【提言2-4】医師国家試験における「放射線治療」の出題比率の引き上げ
わが国において、適切ながん治療、放射線治療を進めることは国民の重大な
関心事となっているにも関わらず、医師国家試験における放射線治療に関する
出題は 0.5%未満にとどまっている。また、出題内容も照射の副作用に関する内
容が中心であって、臨床におけるニーズにそぐわないものとなっている。
国家試験の出題数・内容は学生の興味関心にも影響するところであり、端的
には、出題比率を引き上げることで、多くの医学生が放射線治療分野について、
より学習を深めるようになることが期待できる。
【提言2−5】研修医の骨転移キャンサーボードへの参加促進
研修医が骨転移に対する放射線治療や放射線治療医の役割を理解し、関心を
深められるよう、臨床研修カリキュラムに骨転移キャンサーボードへの参加を
組み込む努力が必要である。

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患者の就業との両立のほか、送迎・付き添いに伴う家族の負担軽減、生命予後の短い患者への対応等。

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