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資料2-1医師の働き方改革の地域医療への影響に関する調査について (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_19356.html
出典情報 医師の働き方改革の推進に関する検討会(第12回 7/1)《厚生労働省》
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ヒアリング結果<概要>
○ 「医師派遣の縮小」を上限規制を遵守するための第一選択とする診療科はなかった。
※まずは自院での労働時間短縮の取組を行い、それでも上限を超える場合に限り、医師派遣体制縮小の
可能性について言及したところが25診療科のうち5診療科あった。

○ 医局員の収入の確保の観点からも、副業・兼業先での勤務を削減することは難しい。
○ ほとんどの診療科が副業・兼業先の宿日直許可の取得状況の把握はできていなかった。
○ 労働時間短縮のため医師事務作業補助者の配置や拡充を希望する診療科が多くあっ
た。
○ 医局員が少ない診療科では、チーム制や交替(シフト)制勤務を導入することが難しい。
○ 医師の働き方改革を進めていくには、医療を受ける側も認識を変えてもらう必要がある。

○ 研究や教育の時間を短縮することにより、国際競争力が低下することが懸念される。
○ 既に、チーム制の導入や土日の出勤は当直医のみに制限する等の取組を行い、労働時
間が短縮された結果が出ている。なお、取組に対して医師、看護師、患者から不満の声は
出ていない。

○ 医師の労働時間短縮を達成するためには、自院における取組だけではなく、救急医療提
供体制の集約化や各医療機関の役割の明確化等、地域の医療提供体制についてもあ
わせて検討する必要がある。
新型コロナウイルス感染症への対応を踏まえた医師の働き方改革が大学病院勤務医師の働き方に与える影響の検証とその対策に資する研究

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