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(参考資料2)令和3年度予算について (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_19356.html
出典情報 医師の働き方改革の推進に関する検討会(第12回 7/1)《厚生労働省》
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令和3年度予算額 545,789千円

Tele-ICU体制整備促進事業

【運営費:95,789千円 設備整備費:450,000千円】

(令和2年度予算額:545,789千円)

背景
救急・集中治療領域において、集中治療室における重症入院患者の治療は昼夜を問わない手厚い医療提供体制が必要であり、各診療科の主治医(心臓血管外科等)が外来・手術等の
本来業務に加え、夜間も集中治療室において重症患者の治療にあたらなくてはならない等、医師の長時間労働の一因となっている。
事業内容
特に夜間休日等において、遠隔より適切な助言を行い、若手医師等、現場の医師をサポートし勤務環境を改善するため、複数のICUを中心的なICUで集約的に患者をモニタリングし、集
中治療を専門とする医師による適切な助言等を得るため、下記の設備投資費、運営経費を支援する。
設備投資費
運営経費
・複数のICUを連結するネットワーク構築費
・複数のICUをネットワークで連携するために必要な運営経費(回線使用料等)
・複数のICUを効率良くモニタリング可能なICT基盤の整備費(※)
・中心的なICUで患者のモニタリング業務に従事する医師、看護師等の人件費
※複数のICUに在室する患者のモニタ情報、電子カルテ情報等を集約・統合し、多数の患者を効率的にモニタリングできる重症度予測システム等の診療補助システムを組み込んだ情報プラットフォームを指す。

現状

Tele-ICU体制を導入した場合(特に夜間帯等において)
遠隔ICU
(大学病院の分
院等を想定

カメラ

集中治療研修
中の若手医師
でも診療の質が
担保される。

夜間不在

集中治療研修中の若手医師で対応可能

大学病院等のICU
生体情報モニター

電子カルテ





外科医等主治医が集中治療
室での治療を任すことのでき
る集中治療専門の医師は不
足しており、夜間は不在のこ
とも多い。



集中治療専門の医師の診療
補助が得られない状況で、
外科医等の主治医が夜間も
集中治療室の診療を主体的
に行うことは翌日の手術等
の本来業務に影響を及ぼす。

集中治療が必要な患者

集中治療専門の医師

外科医等主治医

集中治療研修中の若手医師

特に重症患者を扱う救命救
急センターや大学病院等の
ICUでは、集中治療専門の
医師、集中治療研修中の若
手医師や外科等主治医が昼
夜を問わず患者の治療にあ
たっている。

データ転送

必要時指
示を出す等
診療を補助

外科医等
主治医が
ICU外で休
息をとれる
ようになる。

データ転送

データ転送

ICU患者の生体情報等を中央ICUに集約化

各医療機器
データ統合

遠隔ICUの生体情報を集約化し、
特に夜間帯等に、集中治療専門の
医師による監視及び必要時遠隔
ICUの医師に助言を行う。集中治療
専門の医師の有効活用が可能。

中央ICU
(大学病院の本院等を想定)

集中治療専門の医師の集約化

集中治療研修中の若手医師で対応可能

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