よむ、つかう、まなぶ。
生活機能の自立・非自立、都市規模別にみた高齢者 小林 江里香 (3 ページ)
出典
公開元URL | https://www8.cao.go.jp/kourei/ishiki/r03/zentai/pdf_index.html |
出典情報 | 令和3年度 高齢者の日常生活・地域社会への参加に関する調査結果(6/14)《内閣府》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
図1 家族形態(同居者)
【自立者】
0%
自立全体
大都市
20%
16.2
22.3
40%
80%
34.8
39.8
14.1
40.4
小都市・町村
14.2
38.2
配偶者のみ
60%
39.5
中都市
独居
【非自立者】
29.8
36.4
36.6
子どもと同居
100%
0%
20%
40%
60%
80%
7.4 2.1
非自立全体 10.7
35.4
43.0
5.6 2.4
大都市 11.3
33.0
44.3
6.5 2.7
中都市 11.7
9.9 1.1
その他
小都市・町村 8.9
無回答
独居
38.3
38.8
33.5
配偶者のみ
47.5
子どもと同居
その他
100%
8.9 2.0
8.5
2.8
9.2 2.0
8.9 1.3
無回答
注 ) F 5 の 同 居 者 ( 複 数 回 答 ) を 再 構 成 。「 子 ど も と 同 居 」 に は 、 子 ど も と と も に 子 ど も 以 外
の関係の人(配偶者、子どもの配偶者、孫など)も同居している場合を含む。
自 身 の 現 在 の 健 康 状 態 に つ い て ( F 1 1 )、「 あ ま り 良 く な い 」 ま た は 「 良 く な い 」 と 回 答
し た 割 合 は 、 非 自 立 者 ( 49 .3 % ) が 自 立 者 ( 20. 6 % ) よ り 高 か っ た 。 ま た 、 現 在 の 経 済 的
な暮 ら し向 き ( F9 ) につ い ては 、「家 計 にゆ とり が なく 、 多 少心 配 であ る 」 ま た は 「家計
が苦しく、非 常に心配 である」 とし た割合が 、自立者では 30 .4% 、 非自立者では 37 .8% で
あり、非自立者は健康状態だけでなく経済状態も良好でない、統計的に有意な傾向が示さ
れた。健康・ 経済状態 とも 都市規模 による差 はなかった。
(2)心理的 ウェルビ ーイング
生活満足度や生きがい感からみた心理的な状態(ウェルビーイング)を比較した。表2
より、日常 生活全般 に ついての満 足度(問 1 )について 、非自立 者 の 66 .5 %は満足 して い
る(「まあ満 足」を含 む ) と回答し たが、こ の 割合は自立 者( 7 8. 1% )に比べる と低かっ た 。
また、問 39 で生きが い(喜びや楽 しみ) を 感じている( 十分/多 少感じている ) とした 割
合は、非自立 者で は 53 .5%で あり、生 活満足 度以上に自立 者(7 8. 0 %)との差が 大きかっ
た。都市規 模別では 、 小都市・町 村の非自 立 者の生活満 足度がや や 低かったが (60 .1 %)、
統計的に有意 な差はな かった。
表2
日 常 生 活 の 満 足 度 [ 問 1 ]、 生 き が い を 感 じ て い る か [ 問 3 9 ]
都市規模別
質問内容
生活機能
全体
日常生活の全 般的満足 度:
満足+まあ満 足(%)
生きがい感: 十分+多 少感
じている(% )
自立
非自立
自立
非自立
78. 1*
66. 5
78. 0*
53. 5
大都市
中都市
小都市・
町村
76. 5
67. 9
75. 7
51. 9
78. 2
70. 9
78. 4
56. 1
79. 3
60. 1
79. 1
51. 3
χ2
検定
p<. 10
注 )「 全 体 」 の 列 の * は 、 自 立 者 全 体 と 非 自 立 者 全 体 に 5 % 水 準 で 有 意 な 差 が あ る こ と を 示 す
( 値 が 高 い ほ う に * )。 都 市 規 模 別 の χ 2 検 定 に お け る * は 、 自 立 者 、 非 自 立 者 そ れ ぞ れ の 中
で、都市規模による差が5%水準で有意であることを示す(*がない場合、都市規模による
有 意 な 差 は な い )。
145
【自立者】
0%
自立全体
大都市
20%
16.2
22.3
40%
80%
34.8
39.8
14.1
40.4
小都市・町村
14.2
38.2
配偶者のみ
60%
39.5
中都市
独居
【非自立者】
29.8
36.4
36.6
子どもと同居
100%
0%
20%
40%
60%
80%
7.4 2.1
非自立全体 10.7
35.4
43.0
5.6 2.4
大都市 11.3
33.0
44.3
6.5 2.7
中都市 11.7
9.9 1.1
その他
小都市・町村 8.9
無回答
独居
38.3
38.8
33.5
配偶者のみ
47.5
子どもと同居
その他
100%
8.9 2.0
8.5
2.8
9.2 2.0
8.9 1.3
無回答
注 ) F 5 の 同 居 者 ( 複 数 回 答 ) を 再 構 成 。「 子 ど も と 同 居 」 に は 、 子 ど も と と も に 子 ど も 以 外
の関係の人(配偶者、子どもの配偶者、孫など)も同居している場合を含む。
自 身 の 現 在 の 健 康 状 態 に つ い て ( F 1 1 )、「 あ ま り 良 く な い 」 ま た は 「 良 く な い 」 と 回 答
し た 割 合 は 、 非 自 立 者 ( 49 .3 % ) が 自 立 者 ( 20. 6 % ) よ り 高 か っ た 。 ま た 、 現 在 の 経 済 的
な暮 ら し向 き ( F9 ) につ い ては 、「家 計 にゆ とり が なく 、 多 少心 配 であ る 」 ま た は 「家計
が苦しく、非 常に心配 である」 とし た割合が 、自立者では 30 .4% 、 非自立者では 37 .8% で
あり、非自立者は健康状態だけでなく経済状態も良好でない、統計的に有意な傾向が示さ
れた。健康・ 経済状態 とも 都市規模 による差 はなかった。
(2)心理的 ウェルビ ーイング
生活満足度や生きがい感からみた心理的な状態(ウェルビーイング)を比較した。表2
より、日常 生活全般 に ついての満 足度(問 1 )について 、非自立 者 の 66 .5 %は満足 して い
る(「まあ満 足」を含 む ) と回答し たが、こ の 割合は自立 者( 7 8. 1% )に比べる と低かっ た 。
また、問 39 で生きが い(喜びや楽 しみ) を 感じている( 十分/多 少感じている ) とした 割
合は、非自立 者で は 53 .5%で あり、生 活満足 度以上に自立 者(7 8. 0 %)との差が 大きかっ
た。都市規 模別では 、 小都市・町 村の非自 立 者の生活満 足度がや や 低かったが (60 .1 %)、
統計的に有意 な差はな かった。
表2
日 常 生 活 の 満 足 度 [ 問 1 ]、 生 き が い を 感 じ て い る か [ 問 3 9 ]
都市規模別
質問内容
生活機能
全体
日常生活の全 般的満足 度:
満足+まあ満 足(%)
生きがい感: 十分+多 少感
じている(% )
自立
非自立
自立
非自立
78. 1*
66. 5
78. 0*
53. 5
大都市
中都市
小都市・
町村
76. 5
67. 9
75. 7
51. 9
78. 2
70. 9
78. 4
56. 1
79. 3
60. 1
79. 1
51. 3
χ2
検定
p<. 10
注 )「 全 体 」 の 列 の * は 、 自 立 者 全 体 と 非 自 立 者 全 体 に 5 % 水 準 で 有 意 な 差 が あ る こ と を 示 す
( 値 が 高 い ほ う に * )。 都 市 規 模 別 の χ 2 検 定 に お け る * は 、 自 立 者 、 非 自 立 者 そ れ ぞ れ の 中
で、都市規模による差が5%水準で有意であることを示す(*がない場合、都市規模による
有 意 な 差 は な い )。
145