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生活機能の自立・非自立、都市規模別にみた高齢者 小林 江里香 (7 ページ)
出典
公開元URL | https://www8.cao.go.jp/kourei/ishiki/r03/zentai/pdf_index.html |
出典情報 | 令和3年度 高齢者の日常生活・地域社会への参加に関する調査結果(6/14)《内閣府》 |
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自営業やパートタイムを含む何らかの収入を伴う仕事(F6)に就いている人の割合は、
自 立 者 ( 40 .3 % ) が 非 自 立 者 ( 23 .0 % ) よ り 高 く 、 自 立 者 で は 小 都 市 ・ 町 村 の 就 労 割 合 が
中都 市 より 有 意 に高 か った ( 表6 )。ま た 、仕 事ま た は表 5 の 自主 的 活動 の いず れ か に参加
す る 場 合 を 「 社 会 参 加 あ り 」 と し て 割 合 を み た と こ ろ 、 自 立 者 は 7 3. 0 % 、 非 自 立 者 は
42. 2%で 、約 3 0%の 差があった。 都市規模 別では小都市 ・町村 が 大・中都市よ り5~8 %
高かったが、 統計的な 差はなかった (自立者 では3群全体 のカイ二 乗検定は有意 )。
表6
就 労 割 合 、 仕 事 ま た は 自 主 的 活 動 に 参 加 す る 割 合 [ F 6 、 問 2 2 ( % )]
選択肢
生活機能
全体
大都市
都市規模別
小都市・
中都市
町村
現 在 、 収 入 を 伴 う 仕 事を し
ている
社 会 参 加 あ り ( 仕 事 また は
自主的活動に 参加)
自立
非自立
自立
非自立
40. 3*
23. 0
73. 0*
42. 2
41. 9 ab
21. 7
71. 0 a
39. 6
36. 7 b
21. 9
71. 4 a
39. 3
43. 6 a
25. 3
76. 6 a
47. 5
χ2
検定
*
*
注)統計検定は表2、表3に同じ。
さら に 、 社会 参 加( 仕 事ま た は 自主 的 活動 参 加) の 有 無と 、( 2 ) で 報告 し た 心理 的 ウェ
ルビーイングとの関係を図2に示した。自立者だけでなく非自立者においても社会参加を
しているほうがしていない場合より生活への満足感や生きがい感を持っており、この差は
特に生きがい感で大きかった。図2より、社会参加をしている非自立者の満足・生きがい
感は、社会参加をしていない自立者と同程度かそれ以上であることがわかる。社会参加と
ウェルビーイ ングとの 関係性には、 都市規模 による違いは みられな かった(図略 )。
図2
生活機能と社会参加の有無別にみた心理的ウェルビーイング
【日常生活の満足度:満足(%)】
100
81.3*
71.2
73.2*
【生きがい感:あり(%)】
100
50
83.8*
64.9
62.1
42.9
50
0
69.1*
0
自立者
社会参加あり
非自立者
自立者
社会参加なし
社会参加あり
非自立者
社会参加なし
注 ) 社 会 参 加 は 、「 現 在 収 入 を 伴 う 仕 事 を し て い る 」 ま た は 「 こ の 1 年 間 に 自 主 的 活 動 に 参 加 し
た 」( 表 5 の 活 動 の い ず れ か ) 場 合 に 「 あ り 」 と し た 。「 生 活 満 足 度 」 は 問 1 に お い て 「 満 足 」
「 ま あ 満 足 」 と 回 答 し た 割 合 、「 生 き が い 感 」 は 問 3 9 に お い て 生 き が い ( 喜 び や 楽 し み ) を
「十分」または「多少感じている」とした割合。*印は、社会参加の有無による差が5%水
準で有意であることを示す。
回答者数は、自立・社会参加あり:1,427 人、自立・社会参加なし:430 人、非自立・社会
参加あり:194 人、非自立・社会参加なし:219 人。社会参加状況不明者(自立:98 人、非
自 立 : 4 7 人 ) の 満 足 、 生 き が い 感 あ り の 割 合 は 、「 社 会 参 加 な し 」 と 同 程 度 か 、 こ れ よ り 低
か っ た ( 図 略 )。
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自 立 者 ( 40 .3 % ) が 非 自 立 者 ( 23 .0 % ) よ り 高 く 、 自 立 者 で は 小 都 市 ・ 町 村 の 就 労 割 合 が
中都 市 より 有 意 に高 か った ( 表6 )。ま た 、仕 事ま た は表 5 の 自主 的 活動 の いず れ か に参加
す る 場 合 を 「 社 会 参 加 あ り 」 と し て 割 合 を み た と こ ろ 、 自 立 者 は 7 3. 0 % 、 非 自 立 者 は
42. 2%で 、約 3 0%の 差があった。 都市規模 別では小都市 ・町村 が 大・中都市よ り5~8 %
高かったが、 統計的な 差はなかった (自立者 では3群全体 のカイ二 乗検定は有意 )。
表6
就 労 割 合 、 仕 事 ま た は 自 主 的 活 動 に 参 加 す る 割 合 [ F 6 、 問 2 2 ( % )]
選択肢
生活機能
全体
大都市
都市規模別
小都市・
中都市
町村
現 在 、 収 入 を 伴 う 仕 事を し
ている
社 会 参 加 あ り ( 仕 事 また は
自主的活動に 参加)
自立
非自立
自立
非自立
40. 3*
23. 0
73. 0*
42. 2
41. 9 ab
21. 7
71. 0 a
39. 6
36. 7 b
21. 9
71. 4 a
39. 3
43. 6 a
25. 3
76. 6 a
47. 5
χ2
検定
*
*
注)統計検定は表2、表3に同じ。
さら に 、 社会 参 加( 仕 事ま た は 自主 的 活動 参 加) の 有 無と 、( 2 ) で 報告 し た 心理 的 ウェ
ルビーイングとの関係を図2に示した。自立者だけでなく非自立者においても社会参加を
しているほうがしていない場合より生活への満足感や生きがい感を持っており、この差は
特に生きがい感で大きかった。図2より、社会参加をしている非自立者の満足・生きがい
感は、社会参加をしていない自立者と同程度かそれ以上であることがわかる。社会参加と
ウェルビーイ ングとの 関係性には、 都市規模 による違いは みられな かった(図略 )。
図2
生活機能と社会参加の有無別にみた心理的ウェルビーイング
【日常生活の満足度:満足(%)】
100
81.3*
71.2
73.2*
【生きがい感:あり(%)】
100
50
83.8*
64.9
62.1
42.9
50
0
69.1*
0
自立者
社会参加あり
非自立者
自立者
社会参加なし
社会参加あり
非自立者
社会参加なし
注 ) 社 会 参 加 は 、「 現 在 収 入 を 伴 う 仕 事 を し て い る 」 ま た は 「 こ の 1 年 間 に 自 主 的 活 動 に 参 加 し
た 」( 表 5 の 活 動 の い ず れ か ) 場 合 に 「 あ り 」 と し た 。「 生 活 満 足 度 」 は 問 1 に お い て 「 満 足 」
「 ま あ 満 足 」 と 回 答 し た 割 合 、「 生 き が い 感 」 は 問 3 9 に お い て 生 き が い ( 喜 び や 楽 し み ) を
「十分」または「多少感じている」とした割合。*印は、社会参加の有無による差が5%水
準で有意であることを示す。
回答者数は、自立・社会参加あり:1,427 人、自立・社会参加なし:430 人、非自立・社会
参加あり:194 人、非自立・社会参加なし:219 人。社会参加状況不明者(自立:98 人、非
自 立 : 4 7 人 ) の 満 足 、 生 き が い 感 あ り の 割 合 は 、「 社 会 参 加 な し 」 と 同 程 度 か 、 こ れ よ り 低
か っ た ( 図 略 )。
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