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資料 在宅医療の基盤整備について(その2) (45 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27072.html
出典情報 第8次医療計画等に関する検討会 在宅医療及び医療・介護連携に関するワーキンググループ(第5回 7/28)《厚生労働省》
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管理栄養士による居宅訪問を含む栄養改善の取組(事例)

社保審-介護給付費分科会
第191回(R2.11.5)

資料2

○ 通所リハビリテーション利用高齢者の低栄養改善のため、管理栄養士が居宅での妻へ聞き取りや食
事相談等を含む栄養ケア・マネジメントを実施し、6か月後にエネルギ-、たんぱく質の摂取量、体
重、IADLが改善。
<IADL>

<体重>
(kg)

60
55

(点)

57.7kg

6

5

54.1kg

4

4
2

6か月

5か月

4か月

3カ月

2か月

1か月

初回

50

0
初回

6か月後

<推定摂取量>
エネルギ―(kcal/日)

2,000

1,500

たんぱく質(g/日)

1,700

80
1,200

60

1,000

60
40

40

500

20

0

0
初回

6カ月目

初回

6カ月目

対象者:82歳男性/要介護3/認知症高齢者(日常生活自立度Ⅱb)
妻と同居/老健併設通所リハ利用(週2回、昼食有)
スクリーニング:6か月間の体重減少6.4kg
(BMI19.2㎏/㎡・摂食嚥下リスク(―))
アセスメント:
• 通所での昼食時に、管理栄養士がミールラウンドを実施
→通所時の昼食は100%摂取し、むせや食べこぼしはなし
認知症のため在宅の食事の聞き取りが不可
• 管理栄養士による在宅訪問を実施
→妻に聞き取ったところ、本人の認知症や妻の知識不足のため
朝食及び通所時以外の昼食の欠食が原因と判明
6ヶ月後の目標:
• 体重56kg、必要栄養量 エネルギー1,750kcal/日、
たんぱく質60g/日、水分1,620ml/日
• 朝食及び通所時以外の昼食で、エネルギ-500kcal程度を主食、
主菜、副菜により摂取
栄養改善サービス:
• 管理栄養士が月1回居宅を訪問し、朝食、昼食の献立について妻
へ助言(初回-2回目の訪問時)
• その後の妻への状況確認や助言を継続(3-6回目の訪問時)
• 通所時、本人に対して管理栄養士や介護職員が3食の食事の大切
さやおいしく食べているか声かけをし、食事量や体重の改善がみ
られたら称賛
• リハビリテーションと食事摂取量との調整を随時実施
出典:令和元年度 老人保健健康増進等事業
「リハビリテーションを行う通所事業所における栄養管理のあり方に関する調査研究事業」事例
(一般社団法人日本健康・栄養システム学会)

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