よむ、つかう、まなぶ。
資料3-1 全ゲノム解析等に係る厚生労働科学研究について (7 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23226.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 科学技術部会全ゲノム解析等の推進に関する専門委員会(第7回 1/18)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
2. 対象疾患、患者数:対象疾患および対象ステージ詳細
対象患者は再発頻度や学会意見等に従い、ゲノム情報の有用性を考えて対象症例を選出する。 具体的には以下の項目を考慮する。
・(前向き解析の場合)新たに、患者に対して十分な説明のうえ、同意が得られること。
・手術、生検、採血(血液腫瘍)等により全ゲノム解析に必要な質・量の検体が得られること。
・手術等において根治の可能性が低い難治がんであること。
・解析開始時に生存しており、何らかの治療の提供が期待できる状態であること。
・ただし、希少がん・難治がん等で十分なゲノム情報が集積されていないがんについては、この限りではない。
4.保管、管理ルール (採取、保管、移送等のSOP) :
日本病理学会「ゲノム研究用病理組織検体取扱い規程」に従うことを推奨する。
https://genome.pathology.or.jp/houhou/index.html
第2部 凍結組織検体の適切な採取・保管・移送方法 (抜粋)
【採取時間】
可及的に速やかにゲノム研究等に用いる組織検体を採取する(摘出後30分以内)。行えない場合には、手術検体を
冷蔵庫 (4℃)等に保管するものとする。4℃保管3時間以内を目安にして組織検体を採取する。
【採取量】
病理診断に特段の支障がなく適切な採取部位が確保できる場合は、半小指頭大 (1×0.5×0.3cm 程度、50mg100mg程度)の組織を採取する。
【組織の処理】
採取した組織を1 辺 2-3mm 角程度にまで細切する。望ましくは、2-3mm角組織片1個を1チューブに収納する。
万一の温度変化に備える (液体窒素の膨張による事故を防ぐ) ため、スクリューキャップつきのチューブを用いる。
【急速凍結】
作成したチューブを液体窒素に浸漬し、急速凍結を行う。最も望ましくは、手術標本摘出後30分以内に急速凍結
を実施する。
【長期保管(一般的に5ないし10年以上)】
急速凍結したチューブは、最も望ましくは、研究使用に供すまで液体窒素保存容器(-180℃程度)に保管する。液
体窒素保存容器 (-180℃程度)にかえて、超低温槽 (-80℃)を用いることも可能である。
【移送】
温度保持が期待される非密閉移送容器 (簡易的には発泡スチロール容器)にドライアイス等を充填し、冷凍便によ
り運送業者に輸送を委託する。
【試料の廃棄】
試料提供者から研究利用への同意の撤回があるときなど、病理凍結組織を廃棄する必要がある場合には、手術等
に伴って発生する病理廃棄物 (摘出臓器、組織、郭清に伴う皮膚等)と同様に廃棄する。
7
対象患者は再発頻度や学会意見等に従い、ゲノム情報の有用性を考えて対象症例を選出する。 具体的には以下の項目を考慮する。
・(前向き解析の場合)新たに、患者に対して十分な説明のうえ、同意が得られること。
・手術、生検、採血(血液腫瘍)等により全ゲノム解析に必要な質・量の検体が得られること。
・手術等において根治の可能性が低い難治がんであること。
・解析開始時に生存しており、何らかの治療の提供が期待できる状態であること。
・ただし、希少がん・難治がん等で十分なゲノム情報が集積されていないがんについては、この限りではない。
4.保管、管理ルール (採取、保管、移送等のSOP) :
日本病理学会「ゲノム研究用病理組織検体取扱い規程」に従うことを推奨する。
https://genome.pathology.or.jp/houhou/index.html
第2部 凍結組織検体の適切な採取・保管・移送方法 (抜粋)
【採取時間】
可及的に速やかにゲノム研究等に用いる組織検体を採取する(摘出後30分以内)。行えない場合には、手術検体を
冷蔵庫 (4℃)等に保管するものとする。4℃保管3時間以内を目安にして組織検体を採取する。
【採取量】
病理診断に特段の支障がなく適切な採取部位が確保できる場合は、半小指頭大 (1×0.5×0.3cm 程度、50mg100mg程度)の組織を採取する。
【組織の処理】
採取した組織を1 辺 2-3mm 角程度にまで細切する。望ましくは、2-3mm角組織片1個を1チューブに収納する。
万一の温度変化に備える (液体窒素の膨張による事故を防ぐ) ため、スクリューキャップつきのチューブを用いる。
【急速凍結】
作成したチューブを液体窒素に浸漬し、急速凍結を行う。最も望ましくは、手術標本摘出後30分以内に急速凍結
を実施する。
【長期保管(一般的に5ないし10年以上)】
急速凍結したチューブは、最も望ましくは、研究使用に供すまで液体窒素保存容器(-180℃程度)に保管する。液
体窒素保存容器 (-180℃程度)にかえて、超低温槽 (-80℃)を用いることも可能である。
【移送】
温度保持が期待される非密閉移送容器 (簡易的には発泡スチロール容器)にドライアイス等を充填し、冷凍便によ
り運送業者に輸送を委託する。
【試料の廃棄】
試料提供者から研究利用への同意の撤回があるときなど、病理凍結組織を廃棄する必要がある場合には、手術等
に伴って発生する病理廃棄物 (摘出臓器、組織、郭清に伴う皮膚等)と同様に廃棄する。
7
関連画像
ページ内で利用されている画像ファイルです。
有料会員登録をして頂くことで、このページ内で利用されている画像を個別に閲覧・ダウンロードすることができるようになります。
有料会員登録のお問い合わせはこちらから。