地域医療介護総合確保基金の活用状況
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都道府県における地域医療総合確保基金を活用した取組内容は、事業の対象者によって、新卒薬剤師の就職を促
進する取組、現在就労している薬剤師を定着させる取組、未就業の薬剤師の復職を支援する取組、将来の薬剤師を
育成する取組の大きく4つに分類することができる。

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活用事例はまだ少ないため、以下の好事例を参考に、都道府県、都道府県薬剤師会/病院薬剤師会及び地域の医療
機関が連携のうえ事業化し、活用を進めることが望まれる。
地域医療介護総合確保基金を活用して奨学金制度の取組を行う事例（佐賀県の取組）
地域医療介護総合確保基金を活用して薬剤師が不足している施設へ薬剤師を派遣する体制整備を行う事例（北
海道、愛媛県の取組）
地域医療介護総合確保基金を活用した取組の分類
活用の内容

件数

新卒薬剤師の就職を促進する取組
薬学生に都道府県内で就職してもらうための取組
（都道府県内の就職情報の発信、PR・広告掲載、就職斡旋、薬局・病院での実
習や薬剤師との交流会開催等）
薬学生の学業継続を支援するための取組（奨学金制度）

7
1

現在就労している薬剤師を定着させる取組
スキルアップ・キャリア形成のための取組（研修の実施等）

5

法人外施設との人事交流の取組（不足施設への派遣・出向）

1

未就業の薬剤師の復職を支援する取組
継続勤務や再就職、復職に向けた研修の取組

11

将来の薬剤師を育成する取組
薬学部に進学する学生を増やすための取組（中学生・高校生への働きかけ等）

7

その他
都道府県内での薬剤師の地域偏在に対応するための取組

1

出典：「薬剤師確保のための調査・検討事業」（令和3年度厚生労働省医薬・生活衛生局総務課委託事業）

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