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【資料3】第4期がん対策推進基本計画に対する提案 (54 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27697.html
出典情報 がんとの共生のあり方に関する検討会 がんの緩和ケアに係る部会(第6回 8/31)《厚生労働省》
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第4期がん対策推進基本計画に対する
「がんの緩和ケアに係る部会」からの提案について
第4期がん対策推進基本計画は「がん対策推進協議会」で別途議論されるが、
本部会における議論を踏まえ、以下のように提案してはどうか。

感染症流行時等における緩和ケアの提供体制について
現状と課題




緩和ケア病棟への調査によると、緩和ケア病棟の新型コロナウイルス感染症の専用病床への転用や、緩和
ケア病棟スタッフの配置転換等のために、緩和ケア病棟の閉鎖や一部閉鎖が約2割の施設で行われた。ま
た、感染対策として面会制限がほとんどの施設で行われた。
緩和ケア病棟への上記の調査の結果、新型コロナウイルス感染症の流行により、 77%の施設が緩和ケア病
棟におけるケアの質に対して一定の影響があったと回答している。
今般のがん診療連携拠点病院等の指定要件の見直しにより、都道府県がん診療連携協議会は、感染症のま
ん延や災害等の状況においても必要ながん医療を提供する体制を確保するため、当該都道府県や各がん医
療圏におけるBCP(事業継続計画)について議論を行うこと、と定められた。また、地域がん診療連携
拠点病院については、医療機関としてのBCPを策定することが望ましい、と定められた。

今後の方向性


拠点病院等は、感染症のまん延や災害等の状況においても必要な緩和ケアの提供体制が地域で確保される
よう、事前に緩和ケアを含むBCPを策定する等の対応を連携する医療機関と共に検討する。

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