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【参考資料4-2】ヒアリング団体意見(諸計画との連携) (6 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28143.html |
出典情報 | 循環器病対策推進協議会(第9回 9/28)《厚生労働省》 |
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第9回循環器病対策推進協議会 各団体意見(全体版)
②関係する諸計画との連携について
【特定非営利活動法人 日本失語症協議会】
失語症者の尊厳にかかわる意思決定場面と司法、行政、立法等に関わる場面に関しまして、失語症の
特性を十分理解した法的に容認された国家資格での「失語症意思疎通支援士」の養成を望みます。失
語症者の基本的人権を守るためにそれらの人材は必要不可欠です。失語症者の司法等における意思確
認は人権問題にかかわります。今後、失語症者の公的な場面での不利益、冤罪等を防ぐためにも、司
法等の現場で失語症者の意思確認を確実に行うことのできる意思疎通支援士の養成・派遣を強く要望
します。現在、聴覚障害者に関しては、手話や要約筆記が認められ、視覚障害者には点字が認めら
れ、裁判での陳述、証言や、警察の取り調べ、公証役場、国会(地方)議員としての活動等にも通訳
者が派遣され、人権が守られています。失語症者にも同様に、確実に意志の確保ができる環境の整備
を要望します。
【一般社団法人 日本循環器学会】
①「重症心不全状態にある在宅患者に対するカテコラミン持続静注による管理」、「多職種による疾
患管理プログラムをふまえた維持期心臓リハビリテーション」など在宅生活継続のための整備を進め
ることを要望する。(第8次医療計画:「外来医療の提供体制」、第9期介護保険事業計画)
② 急性期治療を終えた、経済的な基盤が弱く認知機能障害が進み自立した生活を送ることが困難か
つ危険な高齢心疾患患者(特に身寄りのない高齢患者)について、地域包括ケアシステムの更なる深
化・推進の一環として慢性期の受け入れ先等継続的なサービスのための基盤を整備することを要望す
る。(第8次医療計画:「地域医療構想」、第9期介護保険事業計画)
➂ 心電図、CTなどの情報を医療機関の間で簡便に共有できるシステムを運用し、急性心筋梗塞、急
性大動脈症候群、脳卒中に対する迅速な急性期治療の体制強化のため、地域(各都道府県)の実情に
応じたネットワークを構築することを要望する。(第8次医療計画:「救急医療」「地域医療構
想」)
④ 急性心筋梗塞や大動脈緊急症に対する急性期治療は、これらに対するカテーテル治療や外科治療を
実施できる医師が24時間対応して成立している。医師の働き方改革の施行も踏まえて持続可能な体制
整備を要望する。(第8次医療計画の「救急医療」「地域医療構想」)
【付記】
●各地域における医療施設のセンター化、特に心血管疾患による死亡に大きく寄与する大動脈緊急症
に対応するセンターの整備を進めることが重要である。日本循環器学会・JROAD-DPCデータベース
を解析したところ、循環器専門医の集約化が、特に死亡率の高い”心原性ショック合併”心筋梗塞の死
亡率低下と関連していた(Eur Heart J Open. 2021 Dec 31;2(1):oeab047.)。
● 終末期心不全患者における緩和医療を在宅で行う基盤整備を要望する。この課題解決に向けては、
循環器領域における終末期・緩和ケアの定義、エビデンスの構築・教育・啓発が重要である。(第8
次医療計画:「在宅医療」)
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②関係する諸計画との連携について
【特定非営利活動法人 日本失語症協議会】
失語症者の尊厳にかかわる意思決定場面と司法、行政、立法等に関わる場面に関しまして、失語症の
特性を十分理解した法的に容認された国家資格での「失語症意思疎通支援士」の養成を望みます。失
語症者の基本的人権を守るためにそれらの人材は必要不可欠です。失語症者の司法等における意思確
認は人権問題にかかわります。今後、失語症者の公的な場面での不利益、冤罪等を防ぐためにも、司
法等の現場で失語症者の意思確認を確実に行うことのできる意思疎通支援士の養成・派遣を強く要望
します。現在、聴覚障害者に関しては、手話や要約筆記が認められ、視覚障害者には点字が認めら
れ、裁判での陳述、証言や、警察の取り調べ、公証役場、国会(地方)議員としての活動等にも通訳
者が派遣され、人権が守られています。失語症者にも同様に、確実に意志の確保ができる環境の整備
を要望します。
【一般社団法人 日本循環器学会】
①「重症心不全状態にある在宅患者に対するカテコラミン持続静注による管理」、「多職種による疾
患管理プログラムをふまえた維持期心臓リハビリテーション」など在宅生活継続のための整備を進め
ることを要望する。(第8次医療計画:「外来医療の提供体制」、第9期介護保険事業計画)
② 急性期治療を終えた、経済的な基盤が弱く認知機能障害が進み自立した生活を送ることが困難か
つ危険な高齢心疾患患者(特に身寄りのない高齢患者)について、地域包括ケアシステムの更なる深
化・推進の一環として慢性期の受け入れ先等継続的なサービスのための基盤を整備することを要望す
る。(第8次医療計画:「地域医療構想」、第9期介護保険事業計画)
➂ 心電図、CTなどの情報を医療機関の間で簡便に共有できるシステムを運用し、急性心筋梗塞、急
性大動脈症候群、脳卒中に対する迅速な急性期治療の体制強化のため、地域(各都道府県)の実情に
応じたネットワークを構築することを要望する。(第8次医療計画:「救急医療」「地域医療構
想」)
④ 急性心筋梗塞や大動脈緊急症に対する急性期治療は、これらに対するカテーテル治療や外科治療を
実施できる医師が24時間対応して成立している。医師の働き方改革の施行も踏まえて持続可能な体制
整備を要望する。(第8次医療計画の「救急医療」「地域医療構想」)
【付記】
●各地域における医療施設のセンター化、特に心血管疾患による死亡に大きく寄与する大動脈緊急症
に対応するセンターの整備を進めることが重要である。日本循環器学会・JROAD-DPCデータベース
を解析したところ、循環器専門医の集約化が、特に死亡率の高い”心原性ショック合併”心筋梗塞の死
亡率低下と関連していた(Eur Heart J Open. 2021 Dec 31;2(1):oeab047.)。
● 終末期心不全患者における緩和医療を在宅で行う基盤整備を要望する。この課題解決に向けては、
循環器領域における終末期・緩和ケアの定義、エビデンスの構築・教育・啓発が重要である。(第8
次医療計画:「在宅医療」)
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