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(参考資料2)第8次医療計画等に関する検討会及び各WGにおける主な意見の整理 (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/index_00028.html
出典情報 医療介護総合確保促進会議(第17回 9/30)《厚生労働省》
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2.新興感染症等対応関係
(第3回地域医療構想及び医師確保計画に関するWG(R4.3.2))


感染症対応においては、地域が有している医療資源に合わせた連携体制の構築とともに、誰が連携体制を構築する
のか明確にするべき。集約化ではなく、有機的な機能連携が重要であり、状況に応じて柔軟に対応できる体制の構築
が必要。



特に⾼度急性期、ICU、ECMOが回せる病院等、それに対応できる医師が急に必要になり、その地域における整備が
感染の拡大より遅れてしまった。また、重症患者を受け入れるICUが複数ないと、コロナ以外の⾼度医療ができなくな
るため、ある程度の規模があってICUも大きくないとコロナの患者も受け入れられない。これは主にデルタ株のときで
あり、デルタ株だけを考えて医療体制をつくるというのは適切ではない。オミクロン株であれば一般の重い病気を
持っている高齢者の寝たきりの方がどんどん重症化していくので、そればかりではデルタ株に対応できない。新興感
染症に関しては、様々なパターンを想定した対応を検討する必要がある。



重症化した患者をICUで診療して、死亡率を下げるように頑張る⼈材を集約化させなくてはいけないという⾯がある
が、オミクロン株のように、罹患率が上がり、一般疾患を持つ患者がコロナにかかる場合には、それを重症病院だけ
で受けたら破綻するため、多くの病院で診てもらわなければならない。その二面を両方考えなければいけない。



感染症は予想が難しいが、どれくらいの重症患者に対応できるようにすればいいのか、あるいは軽症の患者をどう
すればいいのか、そういった⾒通しがないとベッドや設備を増やすわけにはいかない。



今後の新型コロナの拡大や新興感染症の発生も含めて対応するためには、医療提供体制に余裕があることが必要で
あり、このような視点からも、効率的・効果的な医療提供体制の在り⽅を検証していただきたい。

(第7回第8次医療計画等に関する検討会(R4.3.4))


どの施設にどれだけの看護職員や専門性の高い看護師がいるかを把握している⼆次医療圏では、今回のコロナ対応
において、早期に専門性の高い看護師を配置することができたため、第8次医療計画では、⼆次医療圏単位で、専門
性の高い看護師の有無等を把握することが必要であるとともに、看護職員の確保に向けた具体的な方策を記載するこ
とが必要。
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