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03【資料1】新型コロナワクチンの接種について (13 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28434.html |
出典情報 | 厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会(第38回 10/7)《厚生労働省》 |
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2.本日の論点:【1】小児(生後6ヶ月~4歳)に対する新型コロナワクチンの接種について
(1)有効性及び安全性について
生後6ヶ月~4歳の小児に対するファイザー社製ワクチンの安全性(審査報告書)
審査報告書において、生後6ヶ月~4歳の小児に対するファイザー社製ワクチンの接種について、臨床試験においては3回目接
種後1か月までの有害事象の割合は、実薬群とプラセボ(生理食塩水)群とで大きな差はなかったこと等が報告されており、
PMDAは、臨床試験における安全性解析の結果に基づいて、安全性に重大な懸念は認められないと判断している。
ファイザー社臨床試験(PMDA提出資料)
ファイザー社の説明(抜粋・要約) :
1回、2回及び3回接種後の反応原性事象は右表の通り。また、有害事象は、
・ 2~4歳:本剤群18.7%(344/1,835例)、プラセボ群18.7%(171/915例)
・ 6カ月~1歳:本剤群30.1%(355/1,178例)、プラセボ群27.1%(162/598例)
に認められた。
また、治験薬3回目接種1カ月後までに、本剤群で認められた有害事象及びその副
反応(主なもの)は右下表の通り。
重篤な有害事象は、データカットオフ日(2022年4月29日)までに、
・ 2~4歳:本剤群0.7%(12/1,835例)、プラセボ群0.9%(8/915例)
・ 6カ月~1歳:本剤群1.4%(17/1,178例)、プラセボ群2.3%(14/598例)
に認められた。
2~4歳の本剤群の発熱及び四肢痛、6カ月~1歳のプラセボ群のチアノーゼを除き、
治験薬との因果関係は否定され、転帰は軽快又は回復であった。
なお、安全性解析対象集団における治験薬3回目接種からの観察期間の中央値は、2
~4歳及び6カ月~1歳でそれぞれ1.4 カ月(範囲:0.0~3.2カ月)及び1.3カ月
(0.0~3.2カ月)であった。
PMDAの判断(抜粋・要約):
被験者の多くに認められた反応原性事象(局所反応及び全身反応)のほとんどは軽度
又は中等度であり回復性が認められている。また、反応原性事象以外の有害事象の発
現割合は低く、ほとんどは軽度又は中等度であること等を確認し、現時点で得られて
いる情報からは、6カ月~4歳の小児における本剤の安全性に重大な懸念は認められ
ていないと判断した。
ただし、6カ月~4歳の小児における安全性情報は限られていること等から、製造販
売後には当該年齢層の小児における本剤の安全性情報を収集し、得られた情報に基づ
き適時適切に安全対策措置の内容を見直す必要がある。
表
有害事象及びその副反応(主なもの)
本剤群
プラセボ群
有害事象 n(%) 副反応 n(%) 有害事象 n(%) 副反応 n(%)
2~4歳
嘔吐
下痢
発熱
注射部位疼痛
6ヶ月~1歳
嘔吐
下痢
生歯
発熱
50 (2.7)
26 (1.4)
55 (3.0)
11 (0.6)
2 (0.1)
4 (0.2)
9 (0.5)
10 (0.5)
30 (3.3)
18 (2.0)
27 (3.0)
5 (0.5)
2 (0.2)
4 (0.4)
3 (0.3)
5 (0.5)
47 (4.0)
39 (3.3)
12 (1.0)
54 (4.6)
8 (0.7)
9 (0.8)
0
6 (0.5)
29 (4.8)
17 (2.8)
8 (1.3)
28 (4.8)
4 (0.7)
5 (0.8)
0
0
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(1)有効性及び安全性について
生後6ヶ月~4歳の小児に対するファイザー社製ワクチンの安全性(審査報告書)
審査報告書において、生後6ヶ月~4歳の小児に対するファイザー社製ワクチンの接種について、臨床試験においては3回目接
種後1か月までの有害事象の割合は、実薬群とプラセボ(生理食塩水)群とで大きな差はなかったこと等が報告されており、
PMDAは、臨床試験における安全性解析の結果に基づいて、安全性に重大な懸念は認められないと判断している。
ファイザー社臨床試験(PMDA提出資料)
ファイザー社の説明(抜粋・要約) :
1回、2回及び3回接種後の反応原性事象は右表の通り。また、有害事象は、
・ 2~4歳:本剤群18.7%(344/1,835例)、プラセボ群18.7%(171/915例)
・ 6カ月~1歳:本剤群30.1%(355/1,178例)、プラセボ群27.1%(162/598例)
に認められた。
また、治験薬3回目接種1カ月後までに、本剤群で認められた有害事象及びその副
反応(主なもの)は右下表の通り。
重篤な有害事象は、データカットオフ日(2022年4月29日)までに、
・ 2~4歳:本剤群0.7%(12/1,835例)、プラセボ群0.9%(8/915例)
・ 6カ月~1歳:本剤群1.4%(17/1,178例)、プラセボ群2.3%(14/598例)
に認められた。
2~4歳の本剤群の発熱及び四肢痛、6カ月~1歳のプラセボ群のチアノーゼを除き、
治験薬との因果関係は否定され、転帰は軽快又は回復であった。
なお、安全性解析対象集団における治験薬3回目接種からの観察期間の中央値は、2
~4歳及び6カ月~1歳でそれぞれ1.4 カ月(範囲:0.0~3.2カ月)及び1.3カ月
(0.0~3.2カ月)であった。
PMDAの判断(抜粋・要約):
被験者の多くに認められた反応原性事象(局所反応及び全身反応)のほとんどは軽度
又は中等度であり回復性が認められている。また、反応原性事象以外の有害事象の発
現割合は低く、ほとんどは軽度又は中等度であること等を確認し、現時点で得られて
いる情報からは、6カ月~4歳の小児における本剤の安全性に重大な懸念は認められ
ていないと判断した。
ただし、6カ月~4歳の小児における安全性情報は限られていること等から、製造販
売後には当該年齢層の小児における本剤の安全性情報を収集し、得られた情報に基づ
き適時適切に安全対策措置の内容を見直す必要がある。
表
有害事象及びその副反応(主なもの)
本剤群
プラセボ群
有害事象 n(%) 副反応 n(%) 有害事象 n(%) 副反応 n(%)
2~4歳
嘔吐
下痢
発熱
注射部位疼痛
6ヶ月~1歳
嘔吐
下痢
生歯
発熱
50 (2.7)
26 (1.4)
55 (3.0)
11 (0.6)
2 (0.1)
4 (0.2)
9 (0.5)
10 (0.5)
30 (3.3)
18 (2.0)
27 (3.0)
5 (0.5)
2 (0.2)
4 (0.4)
3 (0.3)
5 (0.5)
47 (4.0)
39 (3.3)
12 (1.0)
54 (4.6)
8 (0.7)
9 (0.8)
0
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29 (4.8)
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4 (0.7)
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