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03【資料1】新型コロナワクチンの接種について (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28434.html
出典情報 厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会(第38回 10/7)《厚生労働省》
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2.本日の論点:【1】小児(生後6ヶ月~4歳)に対する新型コロナワクチンの接種について
(1)有効性及び安全性について

生後6ヶ月~4歳の小児に対する新型コロナワクチンの安全性
生後6ヶ月~5歳の小児に対するファイザー社又はモデルナ社ワクチンの1回目,2回目接種後の局所・全身反応と
して被接種者から報告された症状の頻度は、臨床試験と同様の傾向であった。また、医療機関等から有害事象として
報告されたもののうち、重篤な有害事象は1.9%であった。
Hause et al1(MMWR, 2022)

1,2回目接種後にv-safeに報告された局所・全身反応と健康への影響の頻度

研究内容:米国において2022年6月18日※1から8月21日の期間にファ
イザー社ワクチンの接種を受けた生後6ヶ月~4歳の小児及びモデルナ
社ワクチンの接種を受けた生後6ヶ月~5歳の小児のうち、予防接種後
サーベイランスシステム(v-safe※2)登録者及びワクチン有害事象報告
システム(VAERS ※3)への報告者が対象。v-safeに報告された局所・
全身反応と健康への影響※4、及びVAERSに報告された有害事象を解析
した観察研究。
結果:v-safeの登録者23,266名(ファイザー社ワクチン:8,541名、
モデルナ社ワクチン:14,725名)が解析された。各ワクチンの初回接
種後1週間において報告された局所・全身反応の頻度は以下の通り。
ファイザー社ワクチン接種群
 6か月ー2歳 局所反応:19.0%、全身反応:55.8%
 3-4歳
局所反応:28.4%、全身反応:32.2%

VAERSに報告のあった事象(イベント)とその頻度

モデルナ社ワクチン接種群
 6か月ー2歳 局所反応:19.2%、全身反応:55.7%
 3-5歳
局所反応:32.4%、全身反応:34.5%
VAERSに報告された1,017件の有害事象のうち、1.9%(19件)は重篤事
象※5であった。

※1 FDAは2022年6月17日に、6か月ー4歳に対するファイザー社ワクチン及び6か月ー5歳に対するモデルナ社ワクチンを承認。8月21日時点で、ファイザー社ワクチンは約599,457名、モデルナ社ワクチンは約440,773名の乳幼児に対して接種された。
※2 新型コロナワクチン接種後の有害事象のモニタリングのためにCDCが開発した、スマートフォンを用いた任意登録制の積極的サーベイランスシステム。 ※3 CDC及びFDAが管理する、予防接種後の有害事象の報告を収集する受動的サーベイランスシステム。
※4 新たな症状や状態により通常の日常生活が送れなくなった、幼稚園・保育園または学校を休んだ、医療機関で治療を受けたと報告された人を含む。 ※5 VAERSの報告のうち、入院、入院期間の延長、命にかかわる疾患、後遺障害、先天性異常又は欠損、及び
死亡は、重篤に分類。

1.

Hause AM, Marquez P, Zhang B, et al. COVID-19 mRNA Vaccine Safety Among Children Aged 6 Months–5 Years — United States, June 18, 2022–August 21, 2022. MMWR Morb Mortal Wkly Rep 2022;71:1115–1120.

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