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03【資料1】新型コロナワクチンの接種について (30 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28434.html
出典情報 厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会(第38回 10/7)《厚生労働省》
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2.本日の論点:【1】オミクロン株対応ワクチンの接種について
まとめ


我が国では、オミクロン株対応2価ワクチンによる追加接種が、特例臨時接種における令和四年秋開始接種として位置づけられ
ている。その際、以下を踏まえ、重症化予防はもとより、発症予防、感染予防を目的に接種を行うこととされている。

「新型コロナワクチンの製造株に関する検討会」における議論を踏まえ、1価の従来型ワクチンと比較した場合の、2価
のオミクロン株対応ワクチンによる追加接種の有効性は以下のとおり
 オミクロン株の成分が含まれるため、現在、感染の主流となっているオミクロン株に対する、重症化予防効果、感染・
発症予防効果それぞれに寄与する免疫をより強く誘導し、亜系統の違いに関わらず、
•1価の従来型ワクチンを上回る重症化予防効果があることが期待されるとともに、
•短い期間である可能性はあるものの、オミクロン株に対する発症予防効果や感染予防効果も期待される。
 抗原性の異なる2種類の抗原が提示されることになり、誘導される免疫も、より多様な新型コロナウイルスに反応する。
そのため、今後の変異株に対して有効である可能性がより高いことが期待される。



特例臨時接種における令和四年秋開始接種においては、すでに承認されている、ファイザー社及びモデルナ社のオミクロン株対
応2価ワクチン(従来株 / BA.1)が使用するワクチンとされてきた。



今般、ファイザー社のオミクロン株対応2価ワクチン(従来株 / BA.4-5 )が薬事食品衛生審議会において以下のように評価され、
製造方法等の変更に伴う一部変更承認として、10/5付けで承認された。
 現在流行しているオミクロン株BA.5を含む変異株に対して幅広い予防効果が期待される。
 既に承認されている2価(従来株/BA.1)ワクチンから、安全性が大きく変わる可能性は低い。

事務局案
ファイザー社のオミクロン株対応2価ワクチン(従来株 / BA.4-5 )を、以下のとおり、特例臨時接種における令和四年秋開始接種で
使用するワクチンに加えることとしてはどうか。
1.対象者
⃝ 目的及び薬事承認を踏まえ、初回接種を終了した、12歳以上の全ての者を接種対象者としてはどうか。
2.接種間隔及び接種方法



添付文書の内容等を踏まえ、前回の接種から少なくとも5ヶ月以上の間隔を空け、1回の接種を行うこととしてはどうか。
※ 接種間隔については、薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会において短縮すべきとの指摘があった。今後、海外の動向、有効性、
安全性等の情報を踏まえ、接種間隔を短縮する方向で検討し、10 月下旬までに結論を得ることとされている。

3.交互接種について


これまでの追加接種と同様、前回の接種までに用いたワクチンの種類に関わらず、接種できることとしてはどうか。

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