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別紙10 (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00041.html
出典情報 先進医療会議(第107回 2/4)《厚生労働省》
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臨 床 研 究 jRCTs051180052
登録ID

主担当: 藤原構成員
有効性

A.従来の医療技術を用いるよりも、大幅に有効であ
る。
B.従来の医療技術を用いるよりも、やや有効である。
C.従来の医療技術を用いるのと、同程度である。
D.従来の医療技術を用いるよりも、劣る。
E.その他

コメント欄:
コントロール可能とはいえ、ハンプを投与しない群(手術単独群)と比較してハ
ンプ使用群では多数の血圧低下が認められ、主要評価項目である術後 2 年無再発
生存期間について両群で統計学的な有意差を認めなかったことから、手術単独群
と比べてハンプ使用群の有効性は手術単独群に劣ると判断した。

安全性

A.問題なし。(ほとんど副作用、合併症なし)
B.あまり問題なし。(軽い副作用、合併症あり)
C.問題あり。(重い副作用、合併症が発生することあ
り)
D.その他

コメント欄:
コントロール可能であったとはいえ、手術単独群では発生してない血圧低下が
ハンプ使用群では 45%の症例で発生(その他、91 例

61%でハンプ投与減量、44

例(うち 35 例が低血圧のため)29.5%でハンプ投与中止)していること、左側肺癌
に対する手術では発症しやすいと日本呼吸器外科学会の調査でも指摘されてはい
る(総括報告書 p95)ものの、ハンプ使用群でのみ 4 例の脳梗塞症例(うち 1 例は
独立安全性モニタリング委員会において因果関係なしと判断されている)が発症
しており、問題ありと判断した。

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