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資料1-3-2          新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要(スパイクバックス筋注) (37 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00055.html
出典情報 第 88 回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会、令和4年度第 18 回薬事・食品衛生審 議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(11/11)《厚生労働省》
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専門家による評価【令和4年10月7日時点】

No

年齢
(接種
時)

性別

接種日

発生日
(死亡日)

死因等
(報告者による見解・考察等)
ロット番号

接種回数

基礎疾患等
報告書上の記載

178

179

180

181

38歳

86歳

86歳

72歳









2022年4月20日

2022年7月28日

2022年6月27日

2022年3月11日

2022年4月23日

2022年7月30日

2022年7月8日

2022年7月7日

000278A

000221A

不明

不明

報告医が
死因等の判断に
至った検査

因果関係
(報告医評価)

対応するMedDRA PT

他要因の可能性
の有無
ワクチンと死亡との
(報告医評価)
因果関係評価
(評価記号★)

コメント

専門家による評価【令和4年11月11日時点】
評価に用いた報告内容注2

ワクチンと死亡との
因果関係評価
(評価記号★)

コメント
資料番号

3回目

既往症:痛風、尿管結石(通常の生
活をしていた。)
集団接種会場でワクチン接種。翌日
に38.9度に発熱し、カロナール服用。
翌々日は解熱したため出勤して帰宅
した。3日目午後に自宅布団上で死
亡しているところを発見された。な
お、2回目のワクチン接種時に心臓
に違和感を感じたため医療機関を受
診したようだが、異常なしと診断され 急性心筋炎
たとの情報がある。警察による検視・
検案の上で、大学病院(法医科)で
死因調査解剖が行われた。損傷や
致死的疾患は認めなかったが、異常
所見として頸部リンパ節腫大、
CRP:6.7mg/dlを認め、急死の所見を
認めた。その後の病理組織検査によ
り、心筋に炎症細胞浸潤を認めたこ
とから、急性心筋炎と診断した。

心筋炎

解剖

関連あり



γ

(コメント無し)

γ

(コメント無し)

4回目

病歴:不安定狭心症、膠原病
服用薬:不明
接種後発熱が出現し、夜22時頃より
呼吸苦が出現。接種翌日、自宅で
SpO2を測定し70〜90%台。接種後2
日目の早朝、呼吸苦で救急要請。救
急性心筋梗塞
急隊到着時、初期波形が無脈性電
気活動であり、心肺機能停止のため
CPR開始。アドレナリン投与。当院
到着後、心肺機能停止再開するも再
度心肺機能停止。その後、死亡確
認。

急性冠動脈症候群

不明

関連なし



γ

(コメント無し)

γ

(コメント無し)

2回目

既往歴:慢性リンパ性白血病
接種から6日目に胸痛が発現。冠動
脈造影で新規狭窄なくたこつぼ型心
筋症として加療。
心不全
死因は心不全として報告あり。
剖検が実施されたが、結果は提供さ
れなかった。

心筋症

不明

不明

不明

γ

(コメント無し)

γ

(コメント無し)

不明

関連あり

不明

γ

血液検査、生化学検査のデータなく、判定は困難。追加
データの必要あり。

γ

血液検査、生化学検査のデータなく、判定は困難。追加
データの必要あり。

3回目

予診票での留意点は無し。
接種2日目に下痢が出現、A院に入
院。25日目、消化器内科へ転院。CT
で小腸浮腫を認める。31日目ころよ
り紫斑が出現。皮膚生検実施。34日
目よりCre1.2と腎機能悪化を認め
た。上部下部消化管内視鏡検査で十
二指腸・回腸末端に潰瘍を認めた。
40日目、Cre3.9と増悪傾向、ネフロー
ゼ症候群や血尿もみられることから、
血管炎に伴うRPGNを疑い、精査加
療目的に報告者病院へ転院。41日
目腎生検実施。Minimal change
nephrotic syndrome with focal
glomerulosclerosis であった。腎生検
免疫結果はIgA+C3陽性であり、電顕
でも傍メサンギウム領域に高電子密
度物質を認め、lgA血管炎として矛盾
しなかった。42日目、mPSL1000mg/
日、3日間のステロイドパルス施行。
45日目〜47日目、PSL80mg/日静
注。48日目からPSL60mg/日内服へ
切替。51日目、手掌と足底に再度紫
斑出現。54日目、貧血の進行と血便
があり、輸血と絶食補液を行うことと
なり、右内頚静脈よりCV再挿入し
TPN開始。ステロイドをPSL80mg/日
静注に変更。59日目、フィブロガミン
12ml使用開始。61日目、紫斑は改善
したがCre2.0で改善なし。出血の改
IgA血管炎
善を期待し61日目から3日間、
mPSL50 mg/日パルスを再度施行。
62日目からはレクチゾール内服も開
始。パルス後はPSL80mg/日ivを継
続し、4週間継続となったため、73日
目PSL60mg/日ivへ減量。84日目、
Cre0.94まで改善認める。尿量
2000ml〜3000ml/日と良好。95日
目、PSL40mgと内服に移行したが、
下血に伴って内服を再度中止。100
日目、PSL40mg/日ivとし、103日目
から105日目、アルブミン製剤。104日
目から106日目、フィブロガミン12mlを
再度使用。105日目では、腎機能の
著明な低下を認め、尿量の著明低
下。尿量は少ないが浸出と下血量を
含めると大きくプラスになっていない
こと、対外循環はナファモスタットを

ネフローゼ症候群

腎機能障害

出血性小腸潰瘍

急速進行性糸球体腎炎

37

症例No

資料1-2-2-2 24416