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資料3-1 薬学実務実習に関するガイドライン(令和4年度薬学教育モデル・ コア・カリキュラム改訂対応版)~令和6年度入学生からの実務実習について~(素案)(薬学教育協議会提出資料) (11 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/058/gijiroku/1411266_00003.html
出典情報 薬学実務実習に関する連絡会議(第14回 12/27)《文部科学省》
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4)大学及び地域関連団体との連携体制の整備
円滑かつ充実した実習の実施に必要な相互理解を行うため、大学のみならず地域関連団
体を含めた連携体制の確立に実習施設は積極的に協力する。
5)質の高い実習を継続するための質の高い医療提供の継続
医療現場における医療人教育の質は、教育を行う施設の医療の質に大きく影響される。
学生に 10 年後、20 年後に国民に質の高い医療を提供する薬剤師の在り方を考えさせる教
育を行うために、質の高い医療を提供し続けることに努める。
5.指導する薬剤師への指針
1)実習における指導体制
学生を受け入れる病院、薬局は、責任薬剤師の管理下で認定指導薬剤師(責任薬剤師と
認定指導薬剤師が兼務する場合を含む。
)が中心となり、実施計画書の作成、実習に携わる
薬剤師や他のスタッフの役割分担など施設内での調整、実習内容に関する大学との調整、
実務実習記録の記載等を行う。
実習施設内の認定指導薬剤師は、実施計画書に基づき責任薬剤師と協力して(責任薬剤
師と認定指導薬剤師が兼務する場合を含む。)指導を行い、学生の評価に関わる。
実施計画書には、学生に関する情報、大学における教育内容の概略、各施設におけるモ
デル・コア・カリキュラムに準拠した実習内容、実施スケジュール、評価方法、大学との
連携事項、大学や学生からの要望等による施設独自の実習内容等を記載する。
2)モデル・コア・カリキュラムの意義・目的・内容の把握
認定指導薬剤師は、教育効果の高い実習を実施するために、モデル・コア・カリキュラ
ムの意義・目的・内容を十分に把握した上で、責任薬剤師指導の下(責任薬剤師と認定指
導薬剤師が兼務する場合を含む。)、大学と協力して実施計画書を作成し、指導に当たる必
要がある。したがって、地区調整機構や地域関連団体等からモデル・コア・カリキュラム
に関する情報の提供を受けるとともに、大学との積極的な交流によりその理解と実習にお
ける活用が求められる。特に、大学における臨床薬学に関する学修内容は、実務実習の指
導に直接関わる情報であるので、十分に把握するよう努める。実務実習の実施に当たって
は、学生と指導薬剤師との間で、モデル・コア・カリキュラムにおける学修目標を共有す
る。指導薬剤師は、実務実習という学修環境を十分に理解して、学修目標に到達する経験
ができる環境の提供を行う。すなわち、学生が担当する患者を選定し、その患者の薬物治
療にかかる内容の問いかけを行い、学生の自己学修を促し、振り返りを行う。この積み重
ねは学生の成長を促すとともに指導薬剤師自身の学びにもつながる。
3)大学との連携
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