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資料3-2 鈴木先生提出資料 (74 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00333.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第72回 2/16)《厚生労働省》
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新型コロナワクチンの有効性を検討した症例対照研究の
暫定報告(第三報):オミクロン株流行期における有効性
• 国立感染症研究所では、複数の医療機関の協力のもとで、発熱外来等で新型コロナウイルスの検査を受け
る成人(20歳以上)を対象として、症例対照研究(test-negative design)を実施している。これまで
の暫定報告においては、我が国における新型コロナワクチン導入初期に流行したB.1.1.7系統(アルファ
株)およびB.1.617.2系統(デルタ株)に対して、高い有効性を示すことが確認された。海外の報告によ
ると、2回接種により獲得した免疫が半年程度で減衰することが確認されており、国内でも2021年12月
から3回目の接種(ブースター接種)が開始となった。また、2021年11月末以降に出現し、世界各地に
急速に流行拡大した感染・伝播性や抗原性の変化が懸念されるB.1.1.529系統(オミクロン株)について
は、デルタ株を含む過去の流行株に比してワクチンの有効性が減弱している可能性が指摘されている。
• そこで、関東において上旬にはオミクロン株が9割以上を占め、月末にはほぼ全ての検出株がデルタ株で
あった2022年1月3日〜1月31日に登録された症例の解析暫定結果を報告する。
• 検査前に新型コロナワクチン接種歴等を含むアンケートを実施し、のちに診断のためのPCR検査で陽性者
を症例群、検査陰性者を対照群と分類した。(本報告では有症状者に限定して解析)

• 調整変数:年齢、性別、基礎疾患の有無、医療機関、カレンダー週、濃厚接触歴の有無、過去1ヶ月の新
型コロナウイルス検査の有無、3ヶ月以上前の新型コロナウイルス感染症診断歴
• ロジスティック回帰モデルを用いてオッズ比と95%信頼区間(CI)を算出し、ワクチン有効率は(174
オッズ比)×100%で推定した。
Center for Surveillance, Immunization, and Epidemiologic Research

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