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資料3-2 鈴木先生提出資料 (77 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00333.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第72回 2/16)《厚生労働省》
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新型コロナワクチンの有効性を検討した症例対照研究の
暫定報告(第三報):オミクロン株流行期における有効性
• 本報告では2022年1月のオミクロン株流行期におけるワクチンの有効性を検討した。オミクロン
株流行期においては、2回接種後でも、2ヶ月以降では有効率が一定程度低下していた。一方で、
3回(ブースター)接種を受けた者は数が少ないものの、ブースター接種によりオミクロン株感染
による発症予防効果が高まる可能性が示された。
• 諸外国や本報告の結果からは、2回接種から期間が経過するとワクチン効果が一定程度低下するこ
とが示されるため、ワクチン接種者においても、適切な感染対策を継続することがより一層重要
となっている。ただし、本報告からはオミクロン株流行期においても2回接種でもワクチンによる
発症予防効果は一定程度認められることが示唆され、重症化予防効果は海外の報告からは発症予
防効果よりも高い値で維持されることが報告されており、未接種者は速やかに接種を検討するこ
とが重要である。さらに、ブースター接種により、ワクチン有効率が高まることから、ブース
ター接種が可能になった際には接種を検討することも重要となる。
• 本調査はあくまでも迅速な情報提供を目的としている暫定的な解析であり、今後もより詳細な解
析を適宜行い、経時的に評価していくことが重要である。
詳細については国立感染症研究所ウェブサイトに掲載の報告書を参照されたい。

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Center for Surveillance, Immunization, and Epidemiologic Research

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