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08【参考資料2】新型コロナワクチンに関する資料 (27 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31559.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第45回 3/7)《厚生労働省》
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2. 5-11 歳に対するワクチンの有効性、安全性のまとめ
<製剤、用法及び用量>
2022 年 12 月時点において当該年齢に国内で使用可能な製剤は、製剤名;コミナティ筋注
5-11 歳用、一般名;コロナウイルス修飾ウリジン RNA ワクチン(SARS-CoV-2)であり、
2022 年 1 月に承認された。トジナメランを有効成分としており、1回接種量(0.2ml)あた
り 10µg を含む。初回免疫の場合は1回 0.2ml を合計2回、通常3週間の間隔で筋肉内に接
種する。追加免疫の場合、2回目の接種から少なくとも5か月経過した後に1回 0.2ml を接
種する。
1) 初回免疫
(1) 有効性の評価
・免疫原性
2021 年6月に5-11 歳を対象とした無作為化プラセボ対照比較試験が開始された。ワク
チン群(投与量 10µg)とプラセボ群(生理食塩水)に 2:1 の割合で割り付けられ、21 日
間の間隔で2回の投与が行われ、接種後1か月に評価が行われた 33。2,268 人(ワクチン群
1,518 人、プラセボ群 750 人、年齢中央値 8.2 歳、追跡期間中央値 2.3 か月)が解析対象と
なった。免疫原性の評価では、2回目接種から1か月後の中和抗体価について、主試験の 1625 歳群の結果と比較したところ、幾何平均比 1.04(95%CI;0.93-1.18)であり、事前に規
定された基準を満たした。抗体反応率は5-11 歳、16-25 歳のいずれの群においても 99.2%
であり、差は 0.0%(95%CI;-2.0-2.2)であった。
・有効性
ワクチンの有効性について、各論文の研究内容の概要を表Ⅲ-2-1 に示す。方法、有効性
(感染、発症、重症化)の定義、評価時のワクチン接種後の日数が各研究において異なるた
め単純な比較は難しいが、オミクロン株流行期より前の報告では発症予防効果は約 90%と
報告されたが、オミクロン株流行期では低下を認めた。2回目接種後の入院予防効果につい
てはオミクロン株流行期においても 68%(文献番号③)、82.7%(文献番号⑦)と報告された。

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