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08【参考資料2】新型コロナワクチンに関する資料 (59 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31559.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第45回 3/7)《厚生労働省》 |
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表Ⅲ-4-8
SARS-CoV-2 感染歴がない被験者におけるオミクロン株 BA.1 系統及び起源株に対する血
清中和抗体価の比較(50%阻害希釈倍率)
4 回目接種前
4 回目接種後 28 日後
GMR(両側 97.5%CI)
(2 価ワクチン/起源株
接種群
例数
GMT(両側 95%CI)
例数
GMT(両側 95%CI)
ワクチン 50µg)
オミクロン株 BA.1 系統に対する免疫応答
起源株ワクチン 50µg
260
2 価ワクチン 50µg
334
332.0
260
(282.0 - 390.9)
298.1
334
(258.8 - 343.5)
1473.5
(1270.8 - 1708.4)
2372.4
(2070.6 - 2718.2)
-
1.75 (1.49 - 2.04)
起源株に対する免疫応答
起源株ワクチン 50µg
260
2 価ワクチン 50µg
334
1521.0
260
(1352.8 - 1710.2)
1266.7
5649.3
(5056.8 - 6311.2)
-
5977.3
334
(1120.2 - 1432.5)
(5321.9 - 6713.3)
1.22 (1.08 - 1.37)
(表内 2 価ワクチン; 2 価(起源株/オミクロン BA.1)ワクチン)
・2 価(起源株/オミクロン BA. 4-5)ワクチン
2022 年 12 月時点でプレプリントであるが、モデルナ社は 2 価 mRNA-1273.222 ワクチン(起源株
mRNA 25 µg とオミクロン株 BA.4-5mRNA 25 µg を含有)の第 II/III 相臨床試験(NCT04927065)結果
を報告した 62。1 価起源株ワクチン 100µg を 2 回接種、1 価起源株ワクチン 50µg の追加接種を行ったの
ち、511 人(年齢中央値 50.8 歳[範囲 19~89 歳] に 2 価ワクチン(起源株/オミクロン BA. 4-5)50µg
が、376 人(年齢中央値 57.6 歳[範囲 20~96 歳] に 1 価起源株ワクチン 50µg が 4 回目として接種され
た。3 回目接種からの期間中央値は、2 価ワクチン群で 289 日[範囲 258~312 日])
、1 価起源株ワクチン
群で 134 日[範囲 118~150 日])と 2 価ワクチン群の方が長かったが、接種間隔により層別化したサブ解
析により、4 回目接種前の GMT は接種間隔によらず同等と評価された。
4 回目接種前後のオミクロン株 BA.4-5 系統及び起源株に対する血清中和抗体価の比較(50%阻害希釈
倍率)を表Ⅲ-4-9 に示す。SARS-CoV-2 感染歴の無い研究参加者において、4 回目接種 28 日後の起源株
ウイルスに対する中和抗体価の GMT は、2 価ワクチン群で 7322.4(95% CI: 6386.2-8395.7)
、1 価起源
株ワクチン群で 5651.4(95% CI: 5055.7-6317.3)であった。GMR はオミクロン BA.4-5 ウイルスに対し
て 6.29(95%CI: 5.27-7.51)
、起源株ウイルスに対して 1.96(95%CI: 1.70-2.25)
)であり、オミクロン
BA.4-5 ウイルスに対する中和活性の優越性、起源株ウイルスに対する中和活性の非劣性が示された。オ
ミクロン株 BA.1 系統 に対する中和抗体応答率は、1 価起源株ワクチン群において 86.4%
(22/257 人)、
2 価ワクチン群において 98.1%(205/209 人)で、その差 12.1%(95%CI: -6.9, 17.3)により、1 価起源
株ワクチンに対する非劣性が示された。なお、起源株に対する免疫応答率は、1 価起源株ワクチン 259 名
中 259 名(100%)vs 2 価ワクチン 209 名中 209 名(100%)であった。
2 価ワクチン接種後のオミクロン株 BQ1.1 と XBB.1 系統に対する GMT はそれぞれ 19.6 倍(95% CI:
59
SARS-CoV-2 感染歴がない被験者におけるオミクロン株 BA.1 系統及び起源株に対する血
清中和抗体価の比較(50%阻害希釈倍率)
4 回目接種前
4 回目接種後 28 日後
GMR(両側 97.5%CI)
(2 価ワクチン/起源株
接種群
例数
GMT(両側 95%CI)
例数
GMT(両側 95%CI)
ワクチン 50µg)
オミクロン株 BA.1 系統に対する免疫応答
起源株ワクチン 50µg
260
2 価ワクチン 50µg
334
332.0
260
(282.0 - 390.9)
298.1
334
(258.8 - 343.5)
1473.5
(1270.8 - 1708.4)
2372.4
(2070.6 - 2718.2)
-
1.75 (1.49 - 2.04)
起源株に対する免疫応答
起源株ワクチン 50µg
260
2 価ワクチン 50µg
334
1521.0
260
(1352.8 - 1710.2)
1266.7
5649.3
(5056.8 - 6311.2)
-
5977.3
334
(1120.2 - 1432.5)
(5321.9 - 6713.3)
1.22 (1.08 - 1.37)
(表内 2 価ワクチン; 2 価(起源株/オミクロン BA.1)ワクチン)
・2 価(起源株/オミクロン BA. 4-5)ワクチン
2022 年 12 月時点でプレプリントであるが、モデルナ社は 2 価 mRNA-1273.222 ワクチン(起源株
mRNA 25 µg とオミクロン株 BA.4-5mRNA 25 µg を含有)の第 II/III 相臨床試験(NCT04927065)結果
を報告した 62。1 価起源株ワクチン 100µg を 2 回接種、1 価起源株ワクチン 50µg の追加接種を行ったの
ち、511 人(年齢中央値 50.8 歳[範囲 19~89 歳] に 2 価ワクチン(起源株/オミクロン BA. 4-5)50µg
が、376 人(年齢中央値 57.6 歳[範囲 20~96 歳] に 1 価起源株ワクチン 50µg が 4 回目として接種され
た。3 回目接種からの期間中央値は、2 価ワクチン群で 289 日[範囲 258~312 日])
、1 価起源株ワクチン
群で 134 日[範囲 118~150 日])と 2 価ワクチン群の方が長かったが、接種間隔により層別化したサブ解
析により、4 回目接種前の GMT は接種間隔によらず同等と評価された。
4 回目接種前後のオミクロン株 BA.4-5 系統及び起源株に対する血清中和抗体価の比較(50%阻害希釈
倍率)を表Ⅲ-4-9 に示す。SARS-CoV-2 感染歴の無い研究参加者において、4 回目接種 28 日後の起源株
ウイルスに対する中和抗体価の GMT は、2 価ワクチン群で 7322.4(95% CI: 6386.2-8395.7)
、1 価起源
株ワクチン群で 5651.4(95% CI: 5055.7-6317.3)であった。GMR はオミクロン BA.4-5 ウイルスに対し
て 6.29(95%CI: 5.27-7.51)
、起源株ウイルスに対して 1.96(95%CI: 1.70-2.25)
)であり、オミクロン
BA.4-5 ウイルスに対する中和活性の優越性、起源株ウイルスに対する中和活性の非劣性が示された。オ
ミクロン株 BA.1 系統 に対する中和抗体応答率は、1 価起源株ワクチン群において 86.4%
(22/257 人)、
2 価ワクチン群において 98.1%(205/209 人)で、その差 12.1%(95%CI: -6.9, 17.3)により、1 価起源
株ワクチンに対する非劣性が示された。なお、起源株に対する免疫応答率は、1 価起源株ワクチン 259 名
中 259 名(100%)vs 2 価ワクチン 209 名中 209 名(100%)であった。
2 価ワクチン接種後のオミクロン株 BQ1.1 と XBB.1 系統に対する GMT はそれぞれ 19.6 倍(95% CI:
59