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総-3-2○最適使用推進ガイドラインについて (16 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00177.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第540回 3/8)《厚生労働省》
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6.投与に際して留意すべき事項
1)

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者については本剤の投与が禁忌であるため、投与し
ないこと。

2)

アナフィラキシー等の重篤な過敏症が報告されている。本剤投与時には観察を十分に行い、血
圧低下、呼吸困難、意識消失、めまい、嘔気、嘔吐、そう痒感、潮紅等の異常がみられた場合
には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。

3)

寄生虫感染患者に対しては、本剤を投与する前に寄生虫感染の治療を行うこと。患者が本剤投
与中に寄生虫感染を起こし、抗寄生虫薬による治療が無効な場合には、寄生虫感染が治癒する
まで本剤の投与を一時中止すること。本剤は IL-13 を阻害することにより 2 型免疫応答を減弱
させ、寄生虫感染に対する生体防御機能を減弱させる可能性がある。

4)

ステロイド外用薬等に不耐容の患者を除き、治療開始時にはステロイド外用薬等の抗炎症外用
薬及び外用保湿薬と併用して用いること。

5)

本剤投与中の生ワクチンの接種は、安全性が確認されていないので避けること。

6)

長期ステロイド内服療法を受けている患者において、本剤投与開始後に経口ステロイドを急に
中止しないこと。経口ステロイドの減量が必要な場合には、医師の管理下で徐々に行うこと。

7)

添付文書に加え、製造販売業者が提供する資料等に基づき、本剤の特性及び適正使用のために
必要な情報を十分理解してから使用すること。

8)

本剤の医薬品リスク管理計画書を熟読し、安全性検討事項を確認すること。

参考文献)
アトピー性皮膚炎診療ガイドライン 2021(公益社団法人日本皮膚科学会/一般社団法人日本アレル
ギー学会 編)

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