よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


【参考資料3】第211 回社会保障審議会介護給付費分科会(持ち回り開催)の概要について (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32841.html
出典情報 社会保障審議会介護給付費分科会(第216回 4/27)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

着目し、出来る限りこれまでのその人らしい生活を創り
支えることである。
「食事は口から美味しく食べる」、
「お
風呂は肩まで気持ちよくお湯に浸かり心も体も癒す」、
「排泄はしたい時にトイレで行う」、これらの当たり前の
生活を実現することを念頭に置いたケアが極めて重要で
あり、今回の実証の取組においても、これらの視点が最
重要点である。従って、実証の取組のケアの質の評価に
は、介護の理念を踏まえた利害関係のない第三者の評価
が欠かせず、利用者の気持ちや職員の負担についても、
同様に有識者による第三者の客観的な視点により評価が
行われるべきである。
このことを踏まえ、介護報酬や施設・人員基準の検討
に関しては、介護給付費分科会の所掌であり、今回の実
証事業の結果は当分科会において、しっかりと議論する
ものと認識している。当分科会委員としては、労働人口
の減少する高齢社会における今後のケアのあり方も踏ま
え、利用者の尊厳の保持と自立支援が最も重要であると
共に、介護従事者がやりがいと誇りをもち、働きやすい
職場環境を実現すべく、国民的な視点に立って議論を行
っていきたい。
及川

ゆりこ

介護の生産性向上とは、サービス提供者本位の合理化
ではない。
デジタル・テクノロジーを導入しても、サービス利用
者にとって介護サービスの質が担保されることが必要で
あり、デジタル・テクノロジー活用等による生産性向上
の取組に係る効果検証を行うに当たっては、この視点か
らの検証を行うことが必要である。
また、サービス提供者の効果検証にあっては、心身両
面からの検証をお願いしたい。
なお、デジタル・テクノロジー導入を推進するため、
次の要件を満たすことが必要である
・ デジタル・テクノロジーに対する不安を払しょく
するために、介護現場の学びの機会を提供すること