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【参考資料3】第211 回社会保障審議会介護給付費分科会(持ち回り開催)の概要について (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32841.html
出典情報 社会保障審議会介護給付費分科会(第216回 4/27)《厚生労働省》
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3.「利用者向け調査」では LIFE 情報を活用予定とあ
ります。また、数値による評価では、
「テクノロジー」の
導入が、介護を必要とする人たちにどのような影響を与
えるのか、わからないのではないかという不安がありま
す。
2021 年度実証事業では、「見出すことができた」、「把
握された」、「可能であると考えられる」、「伺えた」など
推測の報告しか見出すことができません。
今回の実証事業においては、可能な限り具体的な報告
を希望します。その数値の意味が裏付けされるような、
数値だけでなく具体的な内容も併せて付記される報告も
お願いします。
実証事業では、介護家族など介護者の意見や感想を聞
く項目がありませんが、とくに認知症の人の場合、介護
者などが心情や反応を汲み取って伝えることがたびたび
あります。介護者にもぜひ、意見や感想を聞く項目を追
加することを検討してください。
「生産性の向上」の言葉
もそうですが、例えば介護家族によっては移乗リフトな
どの活用では「荷物のような扱い」とその効果より別の
感情をいだく場合もあります。聴くことが可能であれば
利用者の声の反映もお願いします。
「生産性の向上」の中にある「業務の効率化が優先さ
れ、
「サービスの質の向上」が置き去りにされないか、こ
の実証事業の計画の枠組みを見ていると介護家族は不安
が増します。
4.実証テーマのなかに、
「介護助手の活用」が盛り込
まれ、
「介護業務の切り分けができるのではないか」と想
定されているそうですが、介護助手は科学技術ではなく、
働く人間であることに十分、留意することを求めます。
また、実証事業後になると思いますが、介護職員に
とって「介護業務の切り分け」がどのくらい可能なのか、
十分に意見を集めていだたくことを希望します。
5.
「テクノロジー活用」では、安定的な稼働を維持す
るには、システムや機器の保守、更新、担当する介護職