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人生の最終段階における医療・介護 資料-1参考 (43 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000162533_00003.html
出典情報 令和6年度の同時報酬改定に向けた意見交換会(第3回 5/18)《厚生労働省》
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慢性呼吸不全、慢性心不全の80代女性の意思決定支援【事例】
○ 人生の最終段階における医療・介護に関する意思決定支援において、発言やエピソードの逐語的な記録、意図的な問い
かけに対する反応を記録し蓄積することは意思表明が困難な段階を含めて意思決定支援に役立つ。
臨床イベント
X年
1月

記録者
(医師)

(看護師)

6月

繰り返す肺炎
内服抗生剤治療
(医師)

12月
X+1年
1月
(ケアマネジャー)

6月

在宅酸素療法
の導入

(薬剤師)

③医療についての選好

車椅子で外にでると 「きもちいいですねえ。車椅子はいい!
でも、自分でこげないなんてねえ」

④現状のQOLへの満足度

酸素投与や点滴など楽にするための治療は?



うなづく

どうしても入院する必要があったら入院する?



「しょうがないと思う」

救命のための人工呼吸は?



「希望しない」

「もしお腹等の手術が必要になったら?」



「無理です」

るい痩の進行
食事量の減少

「もう早く連れて行ってもらえないかと思ってる」

(看護師)

十分な栄養摂取ができない場合に
輸液についてどう考えるか?

6月

(看護師)

肺炎重症化
意識障害

看取り

③医療についての選好
(具体例を示して侵襲的な
医療や入院に対する意向を
聴取)

「夢に亡くなった友達が出てきたので、はやくそっちにつれてって、って言いました」

動脈採血を主治医に依頼しようと提案したが「痛いからいやだ」

(医師)

12月

「予防接種?注射はいやだ」

④現状のQOLへの満足度

12月
X+2年
1月

記録の解釈や意味づけ

発言やエピソードの記録

(医師)



長女
「どうしたらいいのかわからない」

本人:抑うつ的ではあるが「このまま家で暮らしたい」と明瞭に発言した
長女:「車椅子でのトイレ移動ができなくなったら施設かなと考えていた」

③医療についての選好
①望む暮らし
(看取り期の医療についての
考え方に対する家族の逡巡)
②療養場所の選択

長女:「痰が絡むと苦しそうで、看てられないなとも思うけれど・・・・」
残された時間は短いと予想されるが、もう少しだけ
在宅において積極的治療を行うこともできると提案



上記の診療から4日後に在宅看取り

長女
「そうします」

②療養場所の選択
家族の最終的な決定

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