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【資料1】介護分野の最近の動向 (51 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33174.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第217回 5/24)《厚生労働省》
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令和3年度介護報酬改定に関する審議報告における「今後の課題」
(令和3年度介護報酬改定に関する審議報告(令和2年12月23日)より作成)
【自立支援・重度化防止の取組の推進】
(介護保険制度におけるアウトカムの視点も含めた評価の在り方)
・ リハビリテーション・機能訓練、口腔、栄養など多職種が連携した取組の実施状況、効果等について、CHASE・VISIT等も活用しながら検証し、
更なる推進方策を検討していくべきである。
・ 平成30年度介護報酬改定において、自立支援に向けた事業所へのインセンティブとしてADL維持等加算が創設され、今回の介護報酬改定で
はこれを拡充することとしたが、引き続きクリームスキミングにより利用者のサービス利用に支障が出るなどの弊害が生じていないかなどについて検証し、
必要な対応を検討していくべきである。
・ リハビリテーションサービスについて、生活期のリハビリテーションは、心身機能、活動、参加のそれぞれにバランス良く働きかけることが重要とされている
一方、現時点でそのアウトカムに関する適切な評価方法が定まっていないことから、その具体的な評価方法について、科学的な妥当性を前提としつ
つ、現場で活用されている評価方法も参考に、引き続き検討していくべきである。また、その検討を踏まえて、通所リハビリテーションにおける、ストラク
チャー、プロセス、アウトカム評価を組み合わせた総合的な評価方法について、検討していくべきである。
・ 今回の介護報酬改定では褥瘡マネジメントや排せつ支援において新たにアウトカム評価を導入することとしたが、介護保険制度におけるアウトカム
の視点も含めた評価の在り方について、引き続き検討していくべきである。
(口腔、栄養)
・ 施設系サービスにおける口腔衛生管理、栄養ケア・マネジメントの取組の充実について、対応状況を把握し、その推進方策について、検討していく
べきである。
(介護サービスの質の評価と科学的介護)
・ CHASE・VISITを活用した計画の作成や事業所単位でのPDCAサイクルの推進、ケアの質の向上の取組について、取組状況を把握し、更なる
推進方策を検討していくべきである。特に、訪問系サービス等の今回の介護報酬改定で評価の対象とならないサービスや、居宅サービス全体のケア
マネジメントにおけるCHASE・VISITの活用を通じた質の評価の在り方等について、今後検討していくべきである。

(介護老人保健施設)
・ 介護老人保健施設における在宅復帰・在宅療養支援機能の評価の充実として、今回の介護報酬改定で訪問リハビリテーションの実施等に対す
る評価を行うこととしたが、取組状況を把握し、在宅復帰・在宅療養支援機能の促進に向け、更に検討していくべきである。

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