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2019年10月03日(木)
[医療改革] 社会保障費抑制の議論を今週開始、11月下旬ごろ建議 財政審
- 財政制度等審議会(財務相の諮問機関)は3日、2020年度政府予算の編成に対する提言(建議)の取りまとめに向けた議論を始めた。2年ごとの診療報酬改定を控え、社会保障費の自然増の抑制にどれだけ切り込むかが焦点になる。財務省では、11月下旬ごろ建議を取りまとめたい考えで、医療などの歳出抑制の議論を今週からスタートさせる。 8月末に締め切った20年度予算概算要求では、厚生労働省分が前年度当初予算比6,593億円増の32兆・・・
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2019年09月26日(木)
[医療費] 18年度調剤医療費3.1%減、技術料は1.0%増 厚労省
- 厚生労働省はこのほど、「平成30年度調剤医療費(電算処理分)の動向」をまとめた。2018年度の調剤医療費は7兆4,279億円で、前年度比▲3.1%となった。内訳は、薬剤料が5兆4,834億円で73.8%を占め、前年度比▲4.5%、技術料は1兆9,311億円で構成比26.2%、前年度比1.0%増となった(p1参照)。薬価改定で薬剤費が7.48%引き下げとなったことが大きく影響している。 調剤医療費の最近の伸び率は、13年度5.9%、14年度2.3%、1・・・
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2019年09月26日(木)
[医療費] 18年度医療保険医療費42.6兆円、0.8%増 厚労省
- 厚生労働省はこのほど、医療保険医療費に関する「平成30年度医療費の動向」をまとめた。2018年度医療費は42.6兆円で、前年度に比べ0.3兆円増加した。伸び率は0.8%で、最近の医療費改定のあった年では16年度の▲0.4%に次いで低い伸びとなった。内訳は、医科の入院が2.0%、入院外は1.0%、歯科は1.9%、調剤は▲3.1%で、調剤以外はいずれも平均以上の伸び(p1参照)。 医療保険医療費は、労災や全額自費などの医療費を含ま・・・
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2019年09月25日(水)
[診療報酬] 長期収載品薬価、後発品と同一化までの期間短縮を 中医協部会
- 中央社会保険医療協議会・薬価専門部会は25日、次期薬価制度改革(その2)として「長期収載品の段階的引き下げまでの期間の在り方」について議論し、薬価算定組織が提案した「後発品への置き換えが進んでいる場合の段階的引き下げまでの期間短縮」については、診療側、支払側とも進めるべきとした。一方、置き換えが進まない先発品の薬価引き下げの「Z2」と補完的な対応としての「C」の置き換え率の水準については、先発品、後発・・・
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2019年09月25日(水)
[改定情報] AG上市の長期収載品は段階的引き下げの前倒しを 薬価部会
- 中央社会保険医療協議会・薬価専門部会は9月25日、2020年度の薬価制度改革に向けた課題として、長期収載品(後発医薬品のある先発医薬品)の薬価の段階的引き下げまでの期間の在り方を議論した。後発品の上市から10年経った長期収載品が対象のG1、G2ルール適用までの期間短縮は、導入から日が浅いこともあり慎重意見も出たが、「オーソライズド・ジェネリック(AG)」が上市された品目の前倒し実施には、支払・診療側とも概ね賛・・・
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2019年09月20日(金)
[予定] 注目される来週の審議会スケジュール 9月23日-9月28日
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- 来週注目の審議会スケジュール(9月23日-9月28日)(9/20)《厚生政策情報センター》
- 発信元:厚生政策情報センター カテゴリ: その他
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2019年09月18日(水)
[診療報酬] バイオ後続品、患者への情報提供など評価を 厚労省
- 厚生労働省は18日の中央社会保険医療協議会・総会で、次回診療報酬改定に向け、個別事項の「その1」の「医薬品の効率的かつ有効・安全な使用」の中でバイオ後続品について課題と論点を示した。バイオ後続品で薬価収載されているのは、まだ9成分にすぎず、使用も進んでいない。論点では、バイオ後続品を患者に推奨する場合の情報提供、バイオ後続品の新規導入や新薬からの切り替え時の説明や症状の観察などを評価することを提示し・・・
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2019年09月11日(水)
[診療報酬] 次期薬価制度改革に向け具体的議論を開始 中医協部会
- 中央社会保険医療協議会・薬価専門部会は11日、次期薬価制度改革に向け、具体的な議論を開始した。厚生労働省は、論点として、▽再生医療等製品独自の算定体系を作る▽単価が著しく高い再生医療等製品の補正加算率を傾斜配分する▽類似薬効比較方式1で算定され新薬創出等加算の対象外品目で比較薬が同加算対象品であれば1日薬価合わせの見直し▽既収載品で新規収載時なら有用性加算が適用されるような高い臨床上の有用性を有する効能・・・
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2019年09月11日(水)
[改定情報] 再生医療等製品の価格算定、独自体系構築は時期尚早 薬価部会
- 中央社会保険医療協議会・薬価専門部会は9月11日、2020年度の薬価制度改革に向けた課題として、再生医療等製品の価格設定や、新薬創出・適応外薬解消等促進加算(以下、新薬創出等加算)対象品目が比較薬となった新薬の薬価算定のあり方などについて意見交換した。部会は今後、月2回程度のペースで議論を深めた後、関係団体のヒアリングを経て、12月に制度改革の骨子をまとめる(p3参照)。 再生医療等製品の保険償還価格に・・・
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2019年09月06日(金)
[予定] 注目される来週の審議会スケジュール 9月9日~9月14日
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- 来週注目の審議会スケジュール(9月9日~9月14日)(9/6)《厚生政策情報センター》
- 発信元:厚生政策情報センター カテゴリ: その他
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2019年08月28日(水)
[医薬品]新医薬品12成分17品目の薬価収載を了承 中医協・総会 厚労省
- 中央社会保険医療協議会・総会は28日、新医薬品12成分17品目の薬価収載を了承した。薬価収載予定日は9月4日。詳細は以下の通り(p3~p29参照)。●脳下垂体ホルモン剤(内用薬)/ミニリンメルトOD錠25μg・同50μg(デスモプレシン酢酸塩水和物)/男性における夜間多尿による夜間頻尿/フェリング・ファーマ/規格間調整/25μg1錠:59.50円、50μg1錠 100.00円●その他の腫瘍用薬(内服薬)/ヴァンフリタ錠17.7mg・・・
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2019年08月28日(水)
[医薬品] 再生医療等製品「コラテジェン」の保険適用承認 中医協・総会
- 中央社会保険医療協議会・総会は28日、再生医療等製品「コラテジェン筋注用4mg」(成分名:ベペルミノゲン ペルプラスミド/アンジェス)の保険適用を承認した。効能・効果は、標準的な薬物治療の効果が不十分で血行再建術を行うことが困難な慢性動脈閉塞症(閉塞性動脈硬化症およびバージャー病)における潰瘍の改善。原価計算方式で算出された薬価は60万360円(4mg1.6mL 1瓶)。収載予定日は9月4日(p37~p39参照)。・・・
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2019年08月19日(月)
[改定情報] 増税前の医薬品まとめ買い牽制、経済課長・医療課長が連名通知
- 厚生労働省は8月19日、消費税率引き上げに伴う薬価・材料価格改定への医療機関の対応について、医政局経済課長と保険局医療課長の連名通知を医療関係団体などに送付した。会員医療機関に対して、増税前のまとめ買いなどを控えるよう周知徹底することなどを求めている。 2019年10月改定後の新薬価は、市場実勢価格の加重平均値(税抜き)に消費税(10%)と調整幅(改定前薬価の2%)を上乗せして設定される。通知は新薬価に消費・・・
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2019年08月19日(月)
[改定情報] 19年度の診療報酬、薬価・材料価格改定を官報告示 厚労省
- 厚生労働省は8月19日、2019年10月の診療報酬改定と薬価・材料価格改定について、官報告示した。いずれも消費税率の10%への引き上げに対応したもの。診療報酬については、急性期病院を中心に補てん不足が生じた前回の消費税率引き上げ時の見直しも含む、消費税率5%から10%の部分について、消費税相当分の財源を診療報酬本体に上乗せする。改定後の診療報酬点数は、【初診料】が288点(現行282点)、【再診料】が73点(72点)、・・・
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2019年07月31日(水)
[予算] 20年度予算概算要求基準が閣議決定、社会保障費の自然増は5,300億円
- 政府は7月31日、2020年度予算の概算要求基準を閣議決定した。年金・医療費などの社会保障関係費については、19年度当初予算額に自然増分として5,300億円を上乗せした範囲内での要求を認める。ただし、高齢化の増加分に収めるとする骨太方針の目標に沿って、今後、自然増をさらに圧縮するための方策が検討されることになる。各省庁から財務省への要求提出期限は8月末日(p1参照)(p6参照)(p7~p8参照)。 18年度、1・・・
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2019年07月24日(水)
[改定情報] 新薬創出等加算の企業指標廃止を 薬価部会が業界ヒアリング
- 中央社会保険医療協議会・薬価専門部会は7月24日、2020年度の薬価制度改革について、関係業界から意見を聴取した。このなかで、日本製薬団体連合会(日薬連)などは、「新薬創出・適応外薬解消等促進加算(以下、新薬創出等加算)」の企業指標について、公正性や予見性に欠けると主張し、廃止を強く要請。中医協委員は支払・診療側とも廃止に反対姿勢を示すとともに、業界側に企業指標に代わる具体案の提示を求めたが、業界側か・・・
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2019年07月19日(金)
[予定] 注目される来週の審議会スケジュール 7月22日~7月27日
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- 来週注目の審議会スケジュール(7月22日~7月27日)(7/19)《厚生政策情報センター》
- 発信元:厚生政策情報センター カテゴリ: その他
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2019年07月05日(金)
[医療保険] 18年度収支は5,948億円の黒字も「楽観できない」 協会けんぽ
- 全国健康保険協会(協会けんぽ)は7月5日、2018年度の協会けんぽ(医療分)の収支差が前年度比1,462億円増の5,948億円となる見込みであることを明らかにした。協会けんぽは、ネット(診療報酬本体+薬価・材料価格)で1.19%の引き下げとなった18年度の診療報酬マイナス改定や、退職者給付拠出金の減少などで支出の伸びが抑制されたことが、収支改善の要因と分析。いずれも一時的な要因だとし、「今後の高額薬剤の保険収載等を踏・・・
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2019年06月26日(水)
[医薬品] HIV感染症治療薬シムツーザ配合錠の薬価収載了承 中医協・総会2
- 中央社会保険医療協議会・総会は6月26日、HIV-1感染症用薬「シムツーザ配合錠」(ヤンセンファーマ)の薬価収載を了承した。類似薬効比較方式(I)で算定された薬価は、1錠4,751円。補正加算はつかなかった。薬価基準への収載予定日は7月3日。新薬の処方日数を14日以内に制限する、いわゆる14日ルールの対象外とすることも、了承された(p11~p14参照)。・・・
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2019年06月26日(水)
[改定情報] 薬価算定組織から次期制度改革への意見を聴取 薬価専門部会
- 中央社会保険医療協議会・薬価専門部会は6月26日、薬価算定組織から2020年度薬価制度改革についての意見を聞いた。意見のなかで薬価算定組織は、既収載の医薬品でも効能追加で一定の要件を満たした場合は、「新薬創出・適応外薬解消等促進加算(以下、新薬創出等加算)」の対象とすることや、高額な再生医療等製品の補正加算率を傾斜配分にすることなどを提案。部会は、これらの意見も踏まえて、次回制度改革に向けた議論を進め・・・
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2019年06月21日(金)
[予定] 注目される来週の審議会スケジュール 6月24日~6月29日
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- 来週注目の審議会スケジュール(6月24日~6月29日)(6/21)《厚生政策情報センター》
- 発信元:厚生政策情報センター カテゴリ: その他
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2019年05月29日(水)
[医薬品] 20年度薬価改定の課題と進め方を了承 中医協・薬価専門部会
- 中央社会保険医療協議会・薬価専門部会は5月29日、2020年度薬価改定に向けた主な課題と議論の進め方を了承した。7月頃までに、薬価算定組織や関係業界からの意見聴取を交えながら意見交換し、検討課題を整理。その結果を踏まえ、8月以降さらに議論を深めることとした。必要に応じて、国内外の医薬品事情に詳しい学識経験者や学会関係者など、外部有識者の参加も求める(p13参照)。 19年10月に消費税率引き上げ対応の臨時改・・・
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2019年05月24日(金)
[予定] 注目される来週の審議会スケジュール 5月27日~6月1日
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- 来週注目の審議会スケジュール(5月27日~6月1日)(5/24)《厚生政策情報センター》
- 発信元:厚生政策情報センター カテゴリ: その他
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2019年05月15日(水)
[医療改革] 健保連と協会けんぽが保険給付範囲の見直しで意見
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- 「保険給付範囲の見直し」に向けた意見(5/15)《健康保険組合連合会、全国健康保険協会》
- 発信元:健康保険組合連合会、全国健康保険協会 カテゴリ: 医療制度改革 医療保険
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2019年05月15日(水)
[医薬品] 再生医療等製品、キムリア点滴静注の薬価収載など了承 中医協3
- 中央社会保険医療協議会・総会は5月15日、B細胞性急性リンパ芽球性白血病などのCAR-T細胞療法に用いる再生医療等製品「キムリア点滴静注」(チサゲンレクルユーセル/ノバルティスファーマ)の薬価収載や、最適使用推進ガイドライン(GL)などを了承した。収載予定日は5月22日。 効能効果は、再発または難治性の「CD19陽性のB細胞性急性リンパ芽球性白血病」と、「CD19陽性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫」。保険償還価格は1・・・
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