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総-4○診療報酬基本問題小委員会からの報告について (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00220.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第561回 10/27)《厚生労働省》
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治療室における術後の患者の管理について、特定集中治療室管理料1・2では「主に
治療室の専従の医師が管理」、 「主に手術を実施した執刀医又はその診療科の医師が
管理」している割合が高く、特定集中治療室3・4及びハイケアユニット入院医療管
理料では「主に手術を実施した執刀医又はその診療科の医師が管理」している割合が
高かった。また、特定行為研修修了看護師の配置がある場合、「特定行為研修を修了し
た看護師などが包括指示に基づいて対応」している割合が高かった。
施設基準において専門性の高い看護師の配置を求めていない特定集中治療室3・4及
びハイケアユニット入院医療管理料を算定する治療室にも、それぞれ約6割、3割は
専門性の高い看護師を配置していた。
2-2.ハイケアユニット入院医療管理料の重症度、医療・看護必要度について















(別添資料① P118~P132)
ICUを併設しないHCUは、ICUを併設するHCUよりも、「点滴ライン同時3本
以上の管理」及び「人工呼吸器の管理」の該当割合が高く、「動脈圧測定」の該当割合
が低く、必要度基準の該当患者割合は高かった。
HCUの入室経路の内訳は施設によってばらつきが大きいが、ハイケアユニット入院
医療管理料1においては、いずれの入室経路でも、ICUを併設しないHCUにおい
て必要度基準の該当患者割合が高かった。
入室したときの状態や、手術実施の有無によらず、「心電図モニターの管理」及び「輸
液ポンプの管理」の項目はほぼ全ての患者で該当していた。
ICUを併設するHCUのうち入室後の重症化率が高い群と低い群の比較では、「心電
図モニターの管理」及び「輸液ポンプの管理」はいずれも該当割合が高く差が見られ
なかったが、重症化率の高い群では「創傷処置」、「人工呼吸器の管理」及び「特殊な
治療法等」の該当割合が高く、重症化率の低い群では「呼吸ケア」、「点滴ライン同時
3本以上の管理」及び「動脈圧測定」の該当割合が高かった。
人工呼吸器やECMOの使用、血管作動薬の使用等、常時監視の必要性が高い治療を
行っている割合の高いHCUと低いHCUの比較では、「心電図モニターの管理」及び
「輸液ポンプの管理」は該当割合が高く、これらの項目と「呼吸ケア」は2群間で差
が見られなかった。
ICU併設の有無や病床規模、入室経路によらず、A得点3点以上の患者は、ほぼ全
てB得点4点以上となっていた。
「心電図モニターの管理」や「輸液ポンプの管理」は患者の状態や入室経路によらず
ほぼ全ての患者に該当しており、重症度等を評価する観点からは項目として不要では
ないかとの指摘があった。
重症度の高い患者への対応や常時監視の必要な治療の実施を評価する観点から、一部
の項目について、特定集中治療室用と同様に、点数に差をつけることが考えられるの
ではないかとの指摘があった。
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