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総-4○診療報酬基本問題小委員会からの報告について (45 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00220.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第561回 10/27)《厚生労働省》 |
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て低下しており、JCS1以上の患者とは大きな差がみられた。
「意識障害又は昏睡」で救急医療管理加算を算定する患者のうち、JCS100~200 やJ
CS300 で加算2を算定する患者は、JCS 0~30 で加算1を算定する患者よりも死
亡率が高かった。
JCSごとの「意識障害又は昏睡」又はそれに準ずる状態により救急医療管理加算を算
定する患者のうち加算1を算定する割合は、医療機関間のばらつきが大きかった。
「意識障害又は昏睡」により救急医療管理加算を請求する場合において加算1を請求す
る割合は、都道府県間でばらつきがみられた。また、JCS 0の患者で加算1を請求
する割合が高い都道府県においては、JCS 1~3で加算1を請求する割合も高い傾
向にあった。
(3)「呼吸不全又は心不全で重篤な状態」のうち心不全の患者
令和4年度における「呼吸不全又は心不全で重篤な状態」であって傷病名が心不全の患
者では、NYHA分類Ⅰ度の割合が減少しており、加算1で 2.8%、加算2で 4.5%の
患者がNYHA分類Ⅰ度の状態だった。
傷病名が心不全であって「呼吸不全又は心不全で重篤な状態」により救急医療管理加算
を算定する患者のうち、NYHA分類Ⅰ度の割合は、加算1においては、85%の医療機
関で5%以下である一方、5%の医療機関で 10%以上であり、加算2においては、78%
の医療機関で5%以下である一方、4%の医療機関で 15%以上であり、NYHA分類Ⅰ
度の割合が大きい医療機関が一部みられた。
「呼吸不全又は心不全で重篤な状態」又はそれに準ずる状態であって傷病名が心不全の
患者においては、入院時のNYHA分類で死亡率に差がみられるものの、NYHA分類
ごとの加算1を算定する場合と加算2を算定する場合とでは、大きな差がみられなかっ
た。
「呼吸不全又は心不全で重篤な状態」又はそれに準ずる状態により救急医療管理加算を
算定する患者であって傷病名が心不全の患者においては、いずれのNYHA分類でも加
算1を算定する割合が高い医療機関が多いが、医療機関間のばらつきがあった。
傷病名が心不全であって、「呼吸不全又は心不全で重篤な状態」により救急医療管理加
算を請求する場合において加算1を請求する割合は、都道府県間でばらつきがみられた。
また、NYHA分類Ⅰ度の患者で加算1を請求する割合が高い都道府県においては、N
YHA分類Ⅱ度で加算1を請求する割合も高い傾向にあった。
(4)「呼吸不全又は心不全で重篤な状態」のうち呼吸不全の患者
令和4年度における「呼吸不全又は心不全で重篤な状態」であって傷病名が呼吸不全の
患者における P/F 比 400 以上の割合は減少しており、加算1で 4.7%、加算2で 12.3%
だった。
傷病名が呼吸不全であって「呼吸不全又は心不全で重篤な状態」により救急医療管理加
算1を算定する患者のうち、P/F 比が 400 以上の割合は、61%の医療機関で5%以下で
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「意識障害又は昏睡」で救急医療管理加算を算定する患者のうち、JCS100~200 やJ
CS300 で加算2を算定する患者は、JCS 0~30 で加算1を算定する患者よりも死
亡率が高かった。
JCSごとの「意識障害又は昏睡」又はそれに準ずる状態により救急医療管理加算を算
定する患者のうち加算1を算定する割合は、医療機関間のばらつきが大きかった。
「意識障害又は昏睡」により救急医療管理加算を請求する場合において加算1を請求す
る割合は、都道府県間でばらつきがみられた。また、JCS 0の患者で加算1を請求
する割合が高い都道府県においては、JCS 1~3で加算1を請求する割合も高い傾
向にあった。
(3)「呼吸不全又は心不全で重篤な状態」のうち心不全の患者
令和4年度における「呼吸不全又は心不全で重篤な状態」であって傷病名が心不全の患
者では、NYHA分類Ⅰ度の割合が減少しており、加算1で 2.8%、加算2で 4.5%の
患者がNYHA分類Ⅰ度の状態だった。
傷病名が心不全であって「呼吸不全又は心不全で重篤な状態」により救急医療管理加算
を算定する患者のうち、NYHA分類Ⅰ度の割合は、加算1においては、85%の医療機
関で5%以下である一方、5%の医療機関で 10%以上であり、加算2においては、78%
の医療機関で5%以下である一方、4%の医療機関で 15%以上であり、NYHA分類Ⅰ
度の割合が大きい医療機関が一部みられた。
「呼吸不全又は心不全で重篤な状態」又はそれに準ずる状態であって傷病名が心不全の
患者においては、入院時のNYHA分類で死亡率に差がみられるものの、NYHA分類
ごとの加算1を算定する場合と加算2を算定する場合とでは、大きな差がみられなかっ
た。
「呼吸不全又は心不全で重篤な状態」又はそれに準ずる状態により救急医療管理加算を
算定する患者であって傷病名が心不全の患者においては、いずれのNYHA分類でも加
算1を算定する割合が高い医療機関が多いが、医療機関間のばらつきがあった。
傷病名が心不全であって、「呼吸不全又は心不全で重篤な状態」により救急医療管理加
算を請求する場合において加算1を請求する割合は、都道府県間でばらつきがみられた。
また、NYHA分類Ⅰ度の患者で加算1を請求する割合が高い都道府県においては、N
YHA分類Ⅱ度で加算1を請求する割合も高い傾向にあった。
(4)「呼吸不全又は心不全で重篤な状態」のうち呼吸不全の患者
令和4年度における「呼吸不全又は心不全で重篤な状態」であって傷病名が呼吸不全の
患者における P/F 比 400 以上の割合は減少しており、加算1で 4.7%、加算2で 12.3%
だった。
傷病名が呼吸不全であって「呼吸不全又は心不全で重篤な状態」により救急医療管理加
算1を算定する患者のうち、P/F 比が 400 以上の割合は、61%の医療機関で5%以下で
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