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資 料3  日本赤十字社におけるヘモビジランス 2022 (28 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35947.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会血液事業部会安全技術調査会(令和5年度第1回 10/31)《厚生労働省》
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諸外国における有効性に関する情報(臨床研究報告)

輸血後細菌感染症

血小板製剤の保存期間と有効性(2/2)
補正血小板増加数(CCI)
⚫ 英国(Guideline for platelets
transfusion, UK)
輸血に対する反応を評価するため
輸血後CCI1 h

> 7.5×109/L

輸血後CCI20-24 h

> 4.5×109 /L

Dragani et al.

保存期間(日)

Number

1

19

10.54 ± 9.47

19

9.05 ± 5.24

8

19

7.41 ± 6.43

19

6.46 ± 10.3

保存期間(日)

Number

(1993) 10

2

51

11.0 ± 5.2

51

6.2 ± 4.5

自家骨髄移植患者27名を対象

6

98

10.2 ± 4.5

98

4.8 ± 2.8

保存期間(日)

Number

CCI1h*
(Mean (Median)±S.D.)

Number

2(<36 h)

22

20.2 (18.4) ± 10.9

22

11.9 (10.7) ± 10.7

3-4 (36-84 h)

16

21.7 (13.9) ± 17.4

16

9.1 (7.9) ± 6.0

5-6 (84-120 h)

20

14.0 (11.4) ± 9.1

20

10.9 (10.3) ± 8.3

保存期間(日)

Number

CCI4h (95%CI) *

Number

CCI24h(95%CI) *

1-3

293

13.1 ± 1.2

133

7.1 ± 1.0

造血幹細胞移植又は悪性腫瘍

4

851

13.6 ± 1.0

458

7.3 ± 0.7

の化学療法患者1272名を対

5

1315

12.8 ± 0.9†

804

6.8 ± 0.5

6

1524

11.9 ± 0.9‡

914

6.2 ± 0.5§

(1988) 9
血液疾患による血小板減少症
患者14名を対象
Leach and AuBuchon

Kluter et al.

⚫ 米国(AABB)
血小板の不応性を判断するため
輸血後CCI1 h

(1996) 11
血液疾患による血小板減少症

の患者36名を対象

< 7,500 /μLで
不応性を示唆
Triulzi et al.
(2012) 12

⚫ 日本(血液製剤の使用指針)
輸血後CCI1 h

7,500 /μL以上

輸血後CCI24 h

4.500 /μL以上



CCI1h

Number

CCI15 min.

CCI24h

CCI24h.

CCI20h*
(Mean (Median)±S.D.)

Number:輸血回数(Number of Transfusion)、*:文献中のTableやFigureから読み取った値を示している。
†, ‡, §:4日目を[Referent category]として有意差あり(†:p = 0.02, ‡:p < 0.0001, §: p = 0.002)

輸血後CCI値は低下傾向にあるものの、諸外国及び日本の指標を満たしていた。28