がん等の専門的な薬学的管理の実施状況
○ 特別調剤基本料を算定する薬局においては、がん患者に対する薬学的管理の評価である特定薬剤管理
指導加算２や、医療用麻薬を使用する患者に対する薬学的管理の評価である麻薬管理指導加算の算定
割合が高い。
〇 地域における高度な薬学管理を担う役割を果たしていると考えられる一方で、そのような機能は、同一敷
地にある医療機関に対応した役割を果たしているにすぎないともいえる。
■薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループとりまとめ（令和４年７月11日）
第４ 具体的な対策
４．地域における薬剤師の役割
（４）その他
③敷地内薬局
○ 一方で、希少疾患やがんなどに対する高度な医療を提供する病院の敷地内薬局の場合、高額な薬剤の調剤や高度な薬学管理等、地域の
薬局では果たせない役割を持つ場合があるのではないかという意見や、ターミナルケアや高度な薬学管理といった機能分化が必要な場合が
あるのではないかという意見があった。

■ 特定薬剤管理指導加算２の算定状況

■ 麻薬管理指導加算の算定状況
（医療用麻薬を使用する患者に対する薬局での薬学的管理等の評価）

（がん患者に対する薬局での薬学的管理等の評価）
（算定割合）

（算定割合）

0.040

0.037

0.030

0.000

0.16
0.15

0.024

0.08

0.10

0.020
0.010

0.20

0.009
0.002

0.010
0.005

0.05

0.03

0.05

0.09
0.04

0.00

出典：社会医療診療行為別統計（令和４年６月審査分） ※服薬管理指導料及びかかりつけ薬剤師指導料それぞれの加算を合算し受付回数あたりの算定割合を算出した。

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