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総ー3○個別事項(その12)について (47 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00230.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第571回 12/8)《厚生労働省》 |
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中 医 協
ICTを用いた情報共有【事例】
総 - 2
5 . 1 0 . 4
○ ICTを用いた情報共有を行うことで、訪問診療を行っている患者が入院する場合に、診療情報及び患者
の生活の場における情報を詳細に把握することができる。
記録者
Day
-58日
記録内容(概要)
(在宅医師)
肺がんの男性、化学療法を行ったが、効果が無く、入院先にてBSCの判断。
少量の胸水と脊椎転移があり、オピオイド内服で訪問診療・訪問看護を導入。
主たる介護者は妻であり、本人は最後まで自宅で過ごす意思を固めている趣旨の発言あります。
(看護師)
奥様「主人を支えていけるか不安もありますが、できるだけ家で見てあげたいと思ってます。」
補足
写真・動画によって視覚的な情報が
共有ができる。
【共有内容のイメージ】
○月△日 □□:□□
-14日
(看護師)
トイレ移動時はオピオイドの頓服が必要なことを家族に説明しております。座位から立位へ移行
するときには介助者の肩に腕を乗せて上半身を前屈みにして立位に移行させると骨転移の痛み、
呼吸苦が軽減されます。(起居動作を動画にて保存)
-10日
(看護師)
頓服の残薬が思ったより多いです。奥様にもう一度説明しましたが、病状の変化に伴い薬も増え
たので、奥様に少し混乱が見られます。
-6日
(在宅医師)
投稿者:○○ ○○(医師)
題名:呼吸苦時の対応
本文:呼吸苦の症状が出た際は、動
画のような姿勢を確保すると、呼
吸が楽になります。
添付:
奥様からオピオイド頓服・リスペリドンを内服させても、落ち着か無いとの連絡があり、夜中に緊
急往診を実施。胸水増加の疑いがあり、ベッドを30度くらい挙げ、健側の右を下にした半側臥位
で呼吸が楽になりました。(良姿勢を動画にて保存)
連携先の病院医師にあらかじめ地域ICTの記録を病院MSWを通じてFAXにて共有
連携先の病院医師に予め地域ICTの記録を病院MSWを通じてFAXにて共有
-4日
(ケアマネジャー)
福祉業者の方と訪問し、ポータブルトイレを導入しました。奥様が気持ちを吐露されていました。
「主人が具合が悪いのはわかっていて、助けてもらっていろいろやっているんですけれども、病
状は悪化する一方ですね。先生たちが頑張ってくれているからなかなか言えないけれど、私に
はやりきれないかも。一度入院させてもらった方が安心」
-2日
(在宅医師)
画像評価や疼痛・せん妄の把握・対応を整理する目的に加えて、妻の負担や不安増大も勘案し
つつ患者家族と話し合いを行った結果、一旦緩和ケア病棟に入院する方針として、病院に相談
することにしました。
-2日
(緩和ケア
病棟スタッフ)
これまでも地域ICTの記録を通じて病態変化を事前に確認できているので、受入の準備はできて
おります。明後日の11時到着で入院を受け入れます。
0日
当該緩和ケア病棟に入院
入院当日にオンラインで退院時共同指導を実施。起居動作や良姿勢を在宅医と病院スタッフで
供覧しながら、カンファレンスを実施した。
家族が医療従事者に吐露しにくい思
い等の情報が共有。
ICTで共有された情報も用いながら治
療方針について、家族と相談。
患者特有の対応について視覚的な
情報を用いることで円滑な入院受入
が可能となった。
47
ICTを用いた情報共有【事例】
総 - 2
5 . 1 0 . 4
○ ICTを用いた情報共有を行うことで、訪問診療を行っている患者が入院する場合に、診療情報及び患者
の生活の場における情報を詳細に把握することができる。
記録者
Day
-58日
記録内容(概要)
(在宅医師)
肺がんの男性、化学療法を行ったが、効果が無く、入院先にてBSCの判断。
少量の胸水と脊椎転移があり、オピオイド内服で訪問診療・訪問看護を導入。
主たる介護者は妻であり、本人は最後まで自宅で過ごす意思を固めている趣旨の発言あります。
(看護師)
奥様「主人を支えていけるか不安もありますが、できるだけ家で見てあげたいと思ってます。」
補足
写真・動画によって視覚的な情報が
共有ができる。
【共有内容のイメージ】
○月△日 □□:□□
-14日
(看護師)
トイレ移動時はオピオイドの頓服が必要なことを家族に説明しております。座位から立位へ移行
するときには介助者の肩に腕を乗せて上半身を前屈みにして立位に移行させると骨転移の痛み、
呼吸苦が軽減されます。(起居動作を動画にて保存)
-10日
(看護師)
頓服の残薬が思ったより多いです。奥様にもう一度説明しましたが、病状の変化に伴い薬も増え
たので、奥様に少し混乱が見られます。
-6日
(在宅医師)
投稿者:○○ ○○(医師)
題名:呼吸苦時の対応
本文:呼吸苦の症状が出た際は、動
画のような姿勢を確保すると、呼
吸が楽になります。
添付:
奥様からオピオイド頓服・リスペリドンを内服させても、落ち着か無いとの連絡があり、夜中に緊
急往診を実施。胸水増加の疑いがあり、ベッドを30度くらい挙げ、健側の右を下にした半側臥位
で呼吸が楽になりました。(良姿勢を動画にて保存)
連携先の病院医師にあらかじめ地域ICTの記録を病院MSWを通じてFAXにて共有
連携先の病院医師に予め地域ICTの記録を病院MSWを通じてFAXにて共有
-4日
(ケアマネジャー)
福祉業者の方と訪問し、ポータブルトイレを導入しました。奥様が気持ちを吐露されていました。
「主人が具合が悪いのはわかっていて、助けてもらっていろいろやっているんですけれども、病
状は悪化する一方ですね。先生たちが頑張ってくれているからなかなか言えないけれど、私に
はやりきれないかも。一度入院させてもらった方が安心」
-2日
(在宅医師)
画像評価や疼痛・せん妄の把握・対応を整理する目的に加えて、妻の負担や不安増大も勘案し
つつ患者家族と話し合いを行った結果、一旦緩和ケア病棟に入院する方針として、病院に相談
することにしました。
-2日
(緩和ケア
病棟スタッフ)
これまでも地域ICTの記録を通じて病態変化を事前に確認できているので、受入の準備はできて
おります。明後日の11時到着で入院を受け入れます。
0日
当該緩和ケア病棟に入院
入院当日にオンラインで退院時共同指導を実施。起居動作や良姿勢を在宅医と病院スタッフで
供覧しながら、カンファレンスを実施した。
家族が医療従事者に吐露しにくい思
い等の情報が共有。
ICTで共有された情報も用いながら治
療方針について、家族と相談。
患者特有の対応について視覚的な
情報を用いることで円滑な入院受入
が可能となった。
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