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第147回医療保険部会資料(全体版) (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_22453.html
出典情報 社会保障審議会 医療保険部会(第147回 12/1)《厚生労働省》
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も一層厳しくなりつつあることや、各地域において、こうした実態を見据えつ
つ、効率的・効果的で質の高い医療提供体制を維持していくため、医療機能の
分化・連携の取組は必要不可欠であることなど、中長期的な状況や見通しは変
わっていない。
○ 同時に、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けることができるよう、住
まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステ
ムを構築することは引き続き重要な課題であり、そのために、質の高い在宅医
療・訪問看護を確保するとともに、医療機関間・医療介護間等の連携の取組を
推進することが重要である。
○ こうしたことから、今般の感染症対応の経験やその影響も踏まえつつ、感染
拡大時の短期的な医療需要には、各都道府県の「医療計画」に基づき機動的に
対応することを前提に、診療報酬改定においても、外来・入院・在宅を含めた
地域全体での医療機能の分化・強化、連携を引き続き着実に進めることが必要
である。
(具体的方向性の例)
○ 当面、継続的な対応が見込まれる新型コロナウイルス感染症への対応
・ 新型コロナウイルス感染症患者の診療について実態に応じた評価を行い
つつ、外来、入院、在宅における必要な診療体制を確保。
○ 医療計画の見直しも念頭に新興感染症等に対応できる医療提供体制の構築
に向けた取組
・ 平時からの感染症対策に係る取組が広く実施されるよう、個々の医療機関
等における感染防止対策の取組や地域の医療機関等が連携して実施する感
染症対策の取組を更に推進。
・ 今般の新型コロナウイルス感染拡大時における経験を踏まえ、主に重症患
者等を受け入れる急性期病棟等について、平時からの体制・機能強化を推進。
○ 医療機能や患者の状態に応じた入院医療の評価
・ 患者の状態に応じて適切に医療資源が投入され、地域で必要な入院医療が
効率的・効果的に提供されるよう、医療機能や患者の状態や地域における役
割分担に応じた評価を行い、医療機能の分化・強化、連携を推進。その際、
質の高い効率的・効果的な医療提供体制の構築という観点からも、更なる包
括払いの在り方を検討。
○ 外来医療の機能分化等
・ 外来機能報告の導入や医療資源を重点的に活用する外来の明確化を踏ま
え、紹介状なしの患者に係る受診時定額負担制度の見直しを含め、外来機能
の明確化・連携を推進。
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