第147回医療保険部会資料(全体版) (82 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_22453.html |
出典情報 | 社会保障審議会 医療保険部会(第147回 12/1)《厚生労働省》 |
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第 147 回社会保障審議会医療保険部会
参考資料1-4
令和2年度診療報酬改定の基本方針
令和元年12月10日
社会保障審議会医療保険部会
社会保障審議会医療部会
1.改定に当たっての基本認識
(健康寿命の延伸、人生 100 年時代に向けた「全世代型社会保障」の実現)
○ 我が国は、国民皆保険や優れた保健・医療システムの成果により、世界最高
水準の平均寿命を達成し、人生 100 年時代を迎えようとしている。人口構成
の変化を見ると、2025 年にはいわゆる団塊の世代が全て後期高齢者となり、
2040 年頃にはいわゆる団塊ジュニア世代が 65 歳以上の高齢者となって高齢
者人口がピークを迎えるとともに現役世代(生産年齢人口)が急激に減少して
いく。
○ このような中、社会の活力を維持・向上していくためには、健康寿命の延伸
により高齢者をはじめとする意欲のある方々が役割を持ち活躍のできる社会
の実現と「全世代型社会保障」を構築していくことが急務の課題である。
○ 我が国の医療制度は、人口減少が進展する中で、地域医療の確保、少子化へ
の対応といった様々な課題にも直面している。これらの課題に総合的に対応
しながら、世界に冠たる国民皆保険を堅持し、あらゆる世代の国民一人一人が
安全・安心で効率的・効果的な質の高い医療を受けられるようにすることが必
要不可欠である。また、医療を取り巻く環境の変化や多様な国民のニーズに柔
軟に対応することが重要である。
○ そのためには、来る人口減少社会に備えた将来の医療体制の展望を見据え、
国民一人一人の予防・健康づくりに関する意識を涵養し、健康寿命の延伸によ
り長寿を実現しながら、患者・国民にとって身近でわかりやすい医療を実現す
るとともに、医師等の働き方改革を推進することが必要である。その際、高齢
化や技術進歩、高額な医薬品の開発等により医療費が増大していくことが見
込まれる中、効率化・適正化を進め、制度の安定性・持続性を確保しつつ経済・
財政との調和を図る観点も重要である。
(患者・国民に身近な医療の実現)
○ 患者にとって身近でわかりやすい医療の実現のためには、地域の実情に応
じて、可能な限り住み慣れた地域でその有する能力に応じ自立した日常生活
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